人との関わりが、人を変える

出会いは人を変える。人との関係性によって、人は変わることができる。映画『レオン』をみて、そう強く感じた。

マチルダの可愛さはさることながら、彼女との出会いによって起こる、レオンの変化が強烈に印象に残っている。
自己を開示し、語り合い、笑い合う姿。親のような、1人の男性のような、相手を思う目の動き、態度、言動。文字を覚えようとすること。”もしものことがあったら”と、それまでよりも、未来を考えること。
他者との出会いと関わりによる変化が、とても美しく思えた。

マチルダもレオンも孤独だった。人生に意味を見いだせていなかった。自分を傷つけ、他者を攻撃し、ひとりの世界に閉じこもる。
そんな2人が、出会い、それぞれの見える世界が広がってみえる。
つながることで、人生に意味をつくることができた。希望を見つけることができた。

2人の関係性を、そのように考えていくと、「なぜ変わったのか」が見えてくる。
「関係性」のなにが人を変えたのか。
他者との関わりによって生じる、「自分の存在への肯定」が、変化を与えたのではないだろうか。
他者へ与えるという行為が、生きる意味をつくる。関わりそのものが、コミュニケーションそのものが、自分と世界とのつながりをつくる。
それによって、2人の内面、考え方や行動にも変化が起きたのではないだろうか。

変化の要因は、2人の恋の心もあるだろう。だけど、それ以上に、他者との関係性そのものに、なにか大きな意味があるような気がするのだ。
『レオン』は、その関係性を描いているのではないだろうか。

#日記 #コンテンツ会議


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