見出し画像

【入社エントリ】キッチハイクに、出会ってしまった。

はじめまして。近藤です。
この度、ご縁があってキッチハイクに保育園留学メンバーとして入社しました!

まずは、これからご一緒させていただくキッチハイクメンバーのみなさん、よろしくお願いします!

人生初のnoteなのですが、まずはキッチハイクメンバーに読んでいただくことを目的にこれまでの経緯や、いまの気持ちを残しておきたいと思います。

そしてこれから、キッチハイクの扉をノックしてくれるであろう未来の仲間のためにも、わたしが感じていることを書き残しておきます。


28歳のいま、「地域の未来」に向き合う

わたしは2024年の7月まで、新卒で入社したフィッツコーポレーションという表参道にある化粧品メーカで働いていました。

本当に様々なバックグラウンドを持ったメンバーが集っているキッチハイクですが例によって、わたしも「地域」や「保育」とはかけ離れた領域からの参画。

ライフステージの変化に伴い、自身が子育てに向き合う当事者としてキッチハイクや保育園留学に魅了されたというメンバーもいるかと思いますがわたしの場合は、そういった原体験を持ち合わせていません…。

出会いのきっかけ

そんな、わたしが最初にキッチハイクを知ったのは、グッドデザイン賞の2023年受賞ギャラリーを何気なく眺めている時でした。
たくさんの受賞事例をスクロールしていくなかで、やはり物質的なモノであったり建築物の掲載が多いのですが、目に留まったのは保育園留学の文字と「いちばん小さな留学生の、いちばん大きな可能性。」というコピー。
その瞬間には言語化できませんでしたが、「これは面白いぞ!」という直感もありすぐに検索してコーポレートサイトへ。気づいたら、そのままエントリーしていました(笑)

ただ、世間一般的な転職活動に向けての準備を全くと言って良いほどしていなかった状態でキッチハイクと出会ってしまったので、その時点から仕事の軸や自身の価値観であったり「なぜ、キッチハイクがいいと思ったのか」についての言語化を行いました。

改めて向き合った仕事の軸や価値観

前職の化粧品メーカは、概念として部署が存在しない組織(メーカーとしては珍しい組織体系だと思いますが)だったので、個人のミッションとして営業/マーケ/人事を横断して触っていました。

本当に、たくさんのテーマに触れさせていただいたのですが、そのなかで、ひとまず思いついたのが「強烈に忘れられないできごとって何だっただろう?」という問いでした。

そこで糸口となったのは、メンバー挙手型の人事異動制度の制度企画から実施/運営までを行うプロジェクトのリーダーを担っていたときのエピソードでした。

それがどんなプロジェクトだったのかを簡潔に言葉にしておくと前職で常に明言されていた「モノよりコト、コトよりヒト」という思想を体現する仕組みを実装するべく、組織の(特に若手メンバーの)活性化を目的に企画した制度でした。

結果的に、定例の(欠員補充的な)人事異動という流れだけではなくメンバーの内発的な動機が起点となり、組織とのマッチングを図っていくオルタナティブとして約100人の規模の組織のうち年間10名程度が新たなチャレンジを表明してくれるような制度にまで育っています。

そこで、経験した忘れられないできごととして立ち上げ初年度に、その制度をきっかけに新しいチャレンジへと手を伸ばしてくれたメンバーから、後日「実は、いまの自分が必要としていた機会だったんだ、ありがとう」と直接声をかけてもらう機会がありました。
その後も、年に2〜3人くらいから直接「ありがとう」と声をかけてもらうことがあったのですが、いま振り返るとわたしにとっての、仕事の軸(やりたいことの根にあるありたい姿)は以下の2つにあるのではないかと思うようになりました。

•「実は、わたしに必要だったんだ!」といった価値を届ける(思いがけなさ)
•「ありがとう」という反応に直接(肉声的に)触れることができる

当然のことながら消費財メーカーの主な最終成果物は製品であり、それは無機物です。

ですが、わたしが、次のステップで手を伸ばしたい領域としてエピソードで言及したような「またとない、有機的な成果」を追い求めてみたいという思いに改めて気がついたとき「キッチハイク」という場は、いまのわたしに、とてもマッチしているのではないかと思うようになりました。

わたしが、わくわくした理由

わたしの仕事に対する価値観というような観点から、その延長線上にキッチハイクが行なっている事業がアラインしているのではないかという予感はすでに書き記した通りですが、ここではより主観的にわたしが、わくわくした背景も書き残しておきたいと思います。

わたしがとても好きで、強く影響を受けた書籍を紹介させてください。(唐突ですが…)

アーティストでありランドスケープデザイナーであるハナムラチカヒロさんによって記された、とにかく骨太な書籍です…!

わたしが足繁く通う、青山ブックセンターでは、デザインのコーナーではなく哲学のコーナーに置いてありました…。

まなざしのデザインは必ずしも何かモノをつくる必要はない。風景は場所や物体だけでできているわけではなく、その半分は私たちのモノの見方である。だから、モノの見方を変えれば風景を変えることが可能になる。
(中略)
当たり前の世界を改めて見直し、今見ている風景を違った角度から眺める。
見方が自由になれば、私たちはより創造的になることができる。

キッチハイクの主となる事業である保育園留学にも同じようなコンテクストを感じましたし、実際に初めて「保育園留学」の事業内容を見たときに「まなざしのデザイン」という書籍のことを真っ先に思い出しました。

「都会にはあって、地域にはない」といった
まなざしは、保育といった文脈に限らず固着したものとして共有されているものがあると思います。

そんな、まなざしに(新たにモノを生産することなく)違った枠やモノの見方を提示してみると生まれる価値。
それが保育園留学であり、キッチハイクが様々な事業を通じて届けていきたい価値の質感なのではないか。
そんな風に感じています。
そこが、わたしにとってのわくわくの源泉でありキッチハイクに参画しようと決断した、決め手であったように思います。

もちろん、わたし自身が地方出身者であるというバックグラウンドやそこに対する思い(この辺もまた書きたいと思います)といった当事者性もあるのですが…。

最後に

地方創生という言葉自体には、少し身構えてしまうというか堅い言葉であって、少し自分からは遠いなと思うような人も多いのではないでしょうか。(とくに20代だと…)

The best way to predict the future is to invent it.

28歳のいま、わたしがキッチハイクに参画するにあたっての願いとして数々のライフイベントをこれから経験する立場として未来への期待を先に投げておくことができたらと思っています。

気がづいたら「地域だからこその価値」が生まれている状態であったり「これまでになかったコミュニケーション」が発生している状態。

結果として「地方創生」や「関係人口の増大」が成し遂げられているような仕掛けの発起人であり担い手としての時間を過ごしていきたいというのが、いまのわたしの願いだったりします。

ちょっぴり、堅くなってしまいましたが…
キッチハイクメンバーの皆さん、これからよろしくお願いします!!!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?