「実験思考」を読んで
「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わるサービス」CASHなどを手がけた光本さんの本を読みました。
この本は「世の中、すべては実験」というサブタイトルなのですが、光本さんが今までしてきた「実験」という名のビジネスについてとても分かりやすく書かれていました。
さらに、この本自体の価格を原価390円(電子版は無料!)にして、読者に勝手に価格を決めてもらおう、という実験をしています。笑
思いついてそのまま実行できるのがすごい、、、。よく出版社もオッケーしたな。笑
すべての人を信じるビジネス
この本の中で1番心に残ったことは、光本さんが「すべての人を信じるビジネス」をやろうとしていること。
性悪説ではなく、性善説に基づいてマスのサービスを作ろうとしています。
CASHでは、写真を撮ってアップロードしたらすぐに現金が振り込まれます。商品を送らずに持ち逃げされたら損するのにもかかわらず、ちゃんと送ってくれると信じてサービス設計をしているそうです。
しかも、ただただ善意でやっているのではなく、「ビジネスとして成り立つのではないか」という仮説を立てた上での実験です。実に、DMMに70億円で買収されるほどのビジネスまで成長しました。(その後、DMMから独立しています。)
最近、「評価経済」とか「信用経済」とか言われてますが、こういった取り組み、思想を持つ企業はこれから大きくなっていくのかなと思います。個人と法人で少し形態は違うかもしれませんが。
NPOとか社会事業とかでも、この例を応用できたらもっと安定的に活動できるのでしょうか。(自分でやったことないから、軽い気持ちで言えない、、、)
僕は実験思考を身につけられるのか
光本さんは「何事も実験」というように、色んな日々アイデアを試しています。他にも色んな面白い実験があるので、ぜひ本を読んでみてください。
この本を読んで、僕も実験思考を身につけて新しいこと、面白いことをやっていきたいと思いました。
が、
どうしても安定的なものを好む傾向がある僕ができるのかどうかという不安もあります。
世の中はどんどん変化していって、今までの価値観が覆され、価値観をアップデートしないといけないと言われています。
頭では知っていても、実際のところは今までと同じ変わらない生活をしています。本を読んで「さあ行動しよう!」と意気込んでも実際には行動に移せなかったり、3日坊主で終わってしまったり。
行動のハードルが高かったり、今までの生活にプラスαで行動しようとしたりしているのが原因でしょうか。
まだアイデアは思いついていないけども、小さなことでも思いついたらメモすることから始めてみようと思います。前田裕二さんの「メモの魔力」を読んでから、メモする習慣は少しづつついてきているので。
おわり
文章を書くのが苦手な僕がやっとのことで1記事を書くことができました。笑
「実験思考」は本当に面白かったので、ぜひ読んでみてください。電子版だったら無料なので、時間だけ費やせば読めます。多分2, 3時間くらい?で読めるんじゃないかな。
以上です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?