アスリートの妹
昨日妹が久しぶりにレース後に実家に帰って来てくれました。
思ったような走りができず、最近自分の走りができないと落ち込んでいる彼女。
でも、彼女はいつも這い上がる。
末期の腰椎分離症と中学3年生のときに医師に言われ、陸上は諦めなさいと。
これから夢を叶えていく、希望を抱いていた時期に、自分の愛する陸上を諦めなさいと言われた。
妹はどん底をたった15歳で見たのです。
全国レベルの高校からのスカウトを受け、入学したものの高校に入っても走ることができない。
仲間が楽しそうに走っているのを見ることしかできなかった。彼女にとって1番辛かったことだと思うし、彼女もそう言っています。
入学して半年でやっとゆっくりのジョグから始めたとき、走るってやっぱり楽しいと彼女は思ったそうです。
彼女は走れなくても、筋肉を強化して食事を徹底管理していた。だからずっと体重を一定に保っていたのです。普通だったら無理だと思います。
そして妹はどうなったか。
誰も想像できなかったと思います。
高校3年で3000メートルで県のチャンピオンになりました。そしてインターハイに行きました。
高校当初1番走れなかった彼女が、最高学年になりチームのエースとなって、全国の舞台に立った。
私はインターハイで走る彼女を見て号泣してしまいました。
中学の時夢だった舞台で、どん底を乗り越え走っている。諦めろと言われた陸上で夢を叶えたのです。
そう思うと涙が止まりませんでした。
だから今は自分の思い通りに走れなかったとしても、絶対彼女は這い上がる。
彼女は諦めないし、努力を努力と思わないくらい陸上に向き合っている。
そんな彼女に今はまたさらに強くなるため、神様が試練を与えていると思います。
神様が絶対見てくれている。このことを忘れないで欲しいな。
絶対に大丈夫だよ。
また這い上がれ。