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我が家にとっての金木犀の香り

今晩は。

秋になりましたね🍁

皆さんにとっての好きな香りはありますか?

秋になると金木犀の香りがして良い香り〜と思う人がいっぱいいますよね。

でも私の家族にとっては少し特別な香りです。

金木犀。秋。


それは大好きだった祖父が死んでしまった時期。

わたしが4歳のとき。妹が生まれたばかりのときでした。9月30日。

わたしは19年前の9月29日、お留守番でじいちゃんと祖父母の家にいました。紙粘土できつねを作ってくれたり、お昼には緑のたぬきを食べました。いつも通りじいちゃんと楽しい日を過ごした。

そして次の日は居酒屋を経営していたじいちゃんは働きに。お店から帰ってくることはありませんでした。

お昼食べていたのはカレーだったとわたしは記憶しているけれど、食べていたときにばあちゃんの電話が鳴り、隣の和室に行って嫌な予感が4歳ながらにしたのを覚えてる。

お母さんも和室に行って、ばあちゃんが電話を切ると2人がわんわん泣き出した。

なにがあったの?

わたしは不安に襲われました。

大好きなじいちゃんがお店で倒れて亡くなった。

嘘だと信じたかった。

次の日のお葬式で前日作ったきつねとかを棺に入れました。

お母さんが秋になったら言う言葉があります。

金木犀の香りがするとじいちゃんのお葬式を思い出すんだよね。

そして先日の30日、ばあちゃんとお墓からばあちゃんの家へ歩いていると

金木犀はじいちゃんのお葬式のときに香ってたんだよ

と言っていました。お母さんとばあちゃん同じことを言うんです。

それを聞いてから金木犀の香りがすると悲しい気持ちとじいちゃんのことを思い出す。

わたしにとってやんちゃなじいちゃん、歌をお店で歌わせてくれるじいちゃん、ゆまっちゆまっちと可愛がってくれたじいちゃんでした。

もう少しそばで成長を見ていて欲しかったな〜。でもたまに感じるときがある。じいちゃん見てくれてるわ‼︎と。

19年経ったけど、ずっと大好き。

天国でタバコ吸いすぎないでね。お酒飲みすぎないでね。

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