京都旅 2025冬
年が明けた。
この年末年始は紆余曲折あり、
京都の実家に帰省した。
そのあたりの事は別でゆっくり書くとして、
せっかく冬の京都に行ったので
少し旅話を綴ってみようと思う。
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元旦の初詣は
木嶋坐天照御魂神社に行った。
夫「きじまざてんしょうおたまじんじゃ か!」
【このしまにますあまてるみたまじんじゃ】
が正しい読み名である。
何回書いても読んでも覚えられない私のような方は
蚕の社(かいこのやしろ)で覚えましょう。
ということで太秦の実家から嵐電に乗ってコトコト出発。
途中、帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき)で
乗り換えて、蚕の社駅で下車。
嵐電はいつ乗っても時間の流れがゆっくりしている。
(ちなみに帷子ノ辻駅近くのスマート珈琲店 太秦店は落ち着けるカフェでオススメ)
蚕の社駅で下車して少し歩き
目的の木嶋坐天照御魂神社へ。
ネットに静かな神社だと書いていたので決めたのだが、流石にお正月、初詣の人で大行列であった。
ここに来たらもうひとつ、
絶対に見るべき鳥居があるのだ。
それがこちら。
京都三珍鳥居のひとつでもある、
三つの柱を持つ鳥居である。
柵があり、近くに寄ることはできないので、
遠くから撮影をしたのだが、
いったいどのような造りになっているのか、
なぜ柱が三本なのか、非常に興味深かった。
参拝後は嵐電でコトコト帰った。
さて、2日。
母がレストランを予約したというので
四条までバスで出発。
今回は市バス11番に乗ったのだが、
嵐山を通るにも関わらず観光客がほとんど乗らない
穴場バスであった。
嵐山から帷子ノ辻、昨日行った蚕の社、
太秦天神川駅、西大路四条など
40分ほどかけて街を縫うようにバスは走る。
私は車窓から街の景色を眺めるのが好きなので
気分良く乗車していた。
四条河原町で下車し、
まだ予約の時間まで少しあるので
軽くお茶をすることにした。
お伺いしたのは佃煮と和菓子のお店、永楽屋さん。
1階の店舗はとてもお客様が多かったが
2階のカフェは静かで落ち着けた(穴場かも)。
私と母は花びら餅と抹茶のセットをいただいた。
漫画の大奥で和宮さんが花びら餅の話をしていて、
ずっと食べてみたいお菓子だったので
念願が叶い、感激した。
京都では花びら餅は新年のお菓子として
親しまれているようだ。
餅はしっとりと柔らかく、
中の蜜煮のごぼうはクセはないがしっかりごぼうであり、餡ととても馴染んで雅なお菓子であった。
当然ながら抹茶ともよく合った。
さて時間が来たのでレストランへ。
今回は
THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULICの
8階にある Anchor Kyoto(アンカーキョート)
東山あたりを一望できるめちゃくちゃ景色のいいレストランで、
このお正月によく予約取れたなと思うほどだ。
レストランはあっという間に満席になった。
お料理もお酒も美味しいし、
スタッフは親切だし、
これはこの先予約が難しいレストランになるだろうと予想された。
ちなみにこちらのホテルは
昔小学校だったとのこと。
建物もとても素敵だったので、
ご興味があればぜひ行ってみてほしい。
食事後、腹ごなしに人の多い四条の街を歩く。
母は足が悪いので、とてもゆっくり歩くのだが
人にぶつからないようにと心配になる。
(本人曰く、足が悪いのではなく腰が痛いとのこと)
途中、ラデュレを見つけたので
たくさんマカロンやらクッキーやらを買い込んで、四条烏丸から市バスで帰宅。
以上、この冬の京都旅であった。
次回はいつになるかな。
(了)