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俳句 「夏の月」「オリンピック」

 テレビ番組「プレバト!」の俳句コーナーでお馴染みの夏井いつき先生。あの方の名前って、「夏の月」からきているのかなとずっと想像しているのですがどうなんでしょうか。いを二つ続けるのは不思議な名前ですよね。いを抜くとまたつが二つ続きます。
 「夏月」はなつきと呼ぶ方が響きが良いのかな?と思ったりするわけです。

 今回は季語「夏の月」を使ってオリンピックを詠みました。
 オリンピックで一番興奮して見たのは男子マラソン。マラソンって最終日じゃなくなったんですね。日本人全員が完走し、赤崎選手の坂の攻めはメダルに届くんじゃないかとワクワクしました。キプチョゲ選手が失速したのは残念で、キプチョゲ選手がトップ争いしたらもっとさらに面白かったと思います。

 "走る世界は平和だ。"キプチョゲ選手の言うように世界が平和なランニングワールドになりますように。

「夏の月」とは?

夏の夜といっても暑苦しさに変りはないが、古来より暑い昼が去って、夏の夜空に煌々と輝く月に涼しさを感じるというのが本意である。

歳時記より

パリ五輪束の間眠る夏の月

セーヌ川濁りに浮かぶ夏の月

栄冠はエッフェル塔に夏の月

採点の祭典なりや夏の月

パリコレにユニフォーム映ゆ夏の月

平等を競へと五輪夏の月

歓声が勝敗決す夏の月

誰が追う夢の五輪や夏の月

月涼し疑惑の五輪は事欠かぬ

夏の月記録保持者の魅せた坂

選手村人影絶えず夏の月

時差のあり感動は今夏の月

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