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俳句「ひざ掛け」「一人」

 冬の寒さがようやく訪れ、特に朝晩の冷え込みを実感するようになりました。日中は年々暖かくなり、今年は12月に入っても九州の山間地に霜が降りず、昨年は11月には家の中でも洗面器に分厚い氷が張っていたのがウソのようです。しかし、そのくらいの寒暖差でもヒートショックは起こりえるもの。気温差が20度以上なら驚きますが、そこまでないけれども何となく悪寒が走って不調を感じるくらいで既に要注意なのです。
 ただ座っているよりはひざ掛けをしていた方が猫が膝にきてくれるので、猫用の敷物をよくひざ掛け代わりにしています。猫活をYouTubeで毎日報告しはじめて3か月。最近は敷物を膝の上においても猫たちがなかなか来てくれません。同じ室内にいても、4頭はお互いに様子をうかがっています。

寝落ちしてひざ掛けの足に滑りおり

年の暮れレシートのひざ掛けに山

コーヒーの冷たくなるままひざ掛け温し

ひざ掛けの上で足踏み猫暇す

喉の鳴る一人語りや猫は膝

ひざ掛けすドア閉めてくれる人はなし

ひざ掛けの上の手帳のページ暮る

ひざ掛けの落ちるままにす暦繰こよみく

身構えるネットセールに拳膝


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猫様とごはん
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