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我が家の庭の風景 part.131「約束の花」

 やりたいこと、やるべきことを一つ一つ日めくりで数えていくと、いつの間にか、その数だけ日々草の花が咲く。種から育てて、玄関先に植え替えた。白い花が日毎に綻んでいる。
 日々草は一株がどんどん広がっていくようだ。ピンクや赤の花びらの日々草に比べて、白い日々草ばかり一際元気だ。

一重咲きの可憐さ。

 一般に、白い花は日陰が似合うと言われる。暗がりでも映えるからだ。しかしながら、日々草は日当たりの良い場所を好む。白い花が日当たりの良い場所を他の色の花を押しのけて占拠している。

 せっかくならと短い切り枝の日々草と家の中に飾った。流し台のそばの牛乳パックに挿したのは、挿し芽にできないかと思ったからだ。しかし、日々草の根っこは3週間たっても出てこなかった。

葉っぱが一つも枯れてない。

 言い換えると、三週間経っても日々草は枯れなかったということだ。それどころか毎日のように白い花を一輪ずつ咲かせている。切り花の日々草は、いつになったら枯れるのか?

 いつかの切り花の寒菊を思わせる。昨年植えた寒菊はまだ生きている。切り花は3ヶ月ほど咲いていた。枯れなかったのだ。

 春から秋まで200日咲く日々草。日々草が終わる頃には、間菊が咲くだろう。

 日々草と寒菊があれば、我が家に花が耐える事は無い。たとえ、嵐で庭の花がダメになっても、切り花がいつまでも咲き続ける。そしてまた、秋と春の種まきのことを思い出させ続けるのだ。

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