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阿蘇一日ドライブ旅観光ルート
全国旅行支援を使って、阿蘇を観光してきました。
熊本県人なので、阿蘇観光は日帰りでもできます。しかし、12月20日まで宿泊費が40%引き(最大一人5千円引き)です。これを使わない手はありません。ちなみに、熊本県は平日の地域クーポン最大の一人三千円のようです。素泊まりで一人5千円だったので、宿泊費は実質0円になりました。
全国旅行支援を利用するには、ワクチン3回目接種済みの証明書かPCR検査の陰性証明が必要です。陰性証明の取得体験については以前に別記事に書きました。
熊本県人とはいえ、阿蘇の人ではないので、阿蘇に詳しいとは言えないのですが、1日でどうやって充実の観光ルートができたか、ご参考までに観光ルートの思い出を書き残しておきます。
阿蘇観光ルート
【大観峰 6:10日の出→ 城山展望所→阿蘇神社9:00→道の駅 阿蘇9:30→仙酔峡→隠れ茶房 茶蔵カフェ11:30→草千里13:00】
猫と一緒に宿泊したため、早朝に猫に叩き起こされ(何せ同室のそれぞれのケージの中)、なんとわざわざ宿泊したのに、朝の5時台に出発することになりました。もうみんな寝られなかったのです。
しかし、登山しないのであれば、午後の3時か夕方までに阿蘇を後にする日帰りルートは宿泊施設を午前8時台に出て十分一日阿蘇観光ができるのです。
その日の日の出の時間は、忘れもしない朝の6時26分でした。朝焼けが眩しかったこと。秋景色を作るために植えられているのか、あちこちにススキが植えられていました。朝日に照らされるすすき野の穂がふわふわとさらに阿蘇を幻想的な風景に描いています。
大観峰の売店を利用したい人は、朝10時以降に行くのがおすすめです。しかし、朝焼けが綺麗なので、8時頃行って、草千里や道の駅で買い物をしたり、ランチや喫茶をするのが良いのではないでしょうか。
阿蘇神社はそれほど広い場所ではなく短い滞在ですみます。熊本地震からすべての建物の復旧も終わっていません。
ランチまで時間を持て余して、私たちは、仙酔峡に行きました。しかし、大観峰や草千里を見に行くのなら、仙酔峡はわざわざ行くまでもないかなと個人的には思います。
阿蘇のロープウェーは今ほとんどやっていません。仙酔峡の白亜の仏舎利塔は薄汚れ、以前に使われていただろうロープウェーの鉄線が錆びて落ち、綺麗な朝焼けを見た後だったたけに、物寂しさを覚えました。
家族連れには、動物とのふれあい施設がいいでしょう。阿蘇にはふれあい牧場や猿の演劇場や乗馬体験ができる場所がいくつもあります。
個人的には何度も書いてきた「阿蘇カドリードミニオン」がおすすめです。子熊やアルパカややぎにはいつでも触れ合えます。こじんまりした動物園です。ただ、ちょっと施設内に坂があります。膝が悪い人がいる場合、施設内で無料で貸し出されている車いすを利用できます。
敷地の奥まった場所に動物の劇場が二つあります。
ぜひYouTubeチャンネル「Pookies」をチェックして、実際の日本猿のカイくんに会ってきてください。20歳の高齢のお猿さんで、芸はもうベテランです。実際にあるとなぜカイくんが優しいというコメント欄で溢れているのか分かります。人間への信頼が絶大で、とてもおとなしいのです。
Pookiesのショーがない日もあるので、ぜひカイくんの出演日をチェックの上で出かけられてください。
私は熊本市内での用事のついでに、阿蘇まで足をのばしました。カイくんの出演日ではないと分かっていたので、カドリードミニオンには行きませんでした。やっぱり、カドリードミニオンはカイくんに会えるというのが大きいです。
熊本県の”くまもと再発見の旅”のクーポンはおそらくレンタカーには使えません。私たちは3人で宿泊し、9千円分のクーポンがありました。9千円分のクーポンをすべてランチに使いました。阿蘇にはあか牛を提供する店がたくさんあります。しかし、あか牛は他のブランド牛に比べるとリーズナブル。なんならステーキ丼ぶりで2千円しないで食べられる店もザラです。本来ランチでは使いきれないクーポン券。
車であちこちには行かないという人であれば、草千里ヶ浜で半日過ごすのも良いですね。バスが出ています。クーポン券も余らせずに使いきれそう。
たくさん撮った写真は撮った人間の腕の悪さが出ています。しかし、旅の思い出を余さず残しておきたい(iCloudの容量がいっぱいになると困る)ので、noteの画像記事にまとめました。30枚で収まらなくて、ひとつの記事にならずびっくりしました。
大観峰から見下ろして
私は熊本県の南に住んでいるので、草千里を帰りがけの最期の観光場所にしました。しかし、福岡など北部ルートで来る人もいろいろ観光するなら、草千里を午後に回した方がいいかなと思います。草千里は売店がたくさんあり、ある程度の時間過ごすことが予想されるので、先に行くと後から行く場所では疲れていると思うからです。
また、大観峰ルートには、滝や展望台がいくつかあります。滝って日暮れ時に行く場所ではない気がするのは私だけでしょうか。帰りがけに夕陽を見るだけならいいけれど、滝にも寄りたいなら朝から。
ただし、私たちが寄った場所は遊歩道が使えず、遠目にしか滝を見られませんでした。遊歩道を使わないなら、滝を見るのはひと時の間だけのことです。
朝焼けの澄んだ空気の中で見下ろす阿蘇の街並みは静かでよかったです。
私は物心ついた頃くらいにしか阿蘇を観光したことがありませんでした。遠目に見る阿蘇は牛や馬がいっぱい放牧されているイメージです。しかし、大観峰はそれほど、動物の姿を見かけず、糞の匂いもそれほどしませんでした。
ツーリングする人は、大観峰が静かで清らかで一番楽しいんだろうなと思います。
阿蘇神社から物産館でソフトクリーム
九州には阿蘇以外にも阿蘇と名のつく神社がいくつもあります。ご本家?の阿蘇神社に行くのは初めてで、思ったよりこじんまりしていました。朝9時から社務所など開いており、おみくじを販売しているところで御朱印をもらいました。御朱印はその場で書かれるのではなく、すでに紙に準備してあり、時間を持て余しているにも関わらず、時間がかからず一瞬で終わってしまいました。
熊本地震からずいぶん経ちますが、建物はまだ工事中の箇所があります。真新しい白木の柱にかえってかつての痛みを覚えます。
土産を買うには早い時間に朝10時から物産館に行きました。お弁当がたくさん売られており、心惹かれてましたが、我慢。馬肉の肉まんを明日の朝ごはんにする!という気持ちで買いました(実際そうしました)。
でも、阿蘇でどうしても食べたいのがソフトクリーム。三つの牧場の名前で売られており、どこのが一番美味しいとかわからずとりあえず竹原牧場のソフトクリームを母が買って、味見させてもらいました。
なんと表現していいか分かりませんが、きっと新鮮な牛乳が使われているんだろうな!(語彙力貧困)という最高の味がしました。その牧場で育った子どもたちは毎日こんな美味しいソフトクリームが食べられるわけで、阿蘇の人はコンビニでバニラアイスを買うことはないでしょう。
お待ちかねのランチに行ったときは、お腹ペコペコでした。
阿蘇の飲食店はほぼすべて夕方5時には閉まります。前日の夜は峠茶屋で丼とうどんで済ませていました。しかし、これは失敗で、わざわざ阿蘇でうどん食べなくてもいいんですよね。時間が遅いなら、熊本市内で食べとけばよかったと思いました。それか素泊まりでなく、夜6時までに着いて宿泊施設で食べたかったです。
朝は前日の失敗を生かし、ヨーグルト一本とパンひとかけをつまんだだけ。パスタを食べる気満々で、なぜかあか牛煮込みのパイ包みを注文してしまったのは、旅先のマジックというものでしょう。普段、私は牛肉を食べないのです。伯母が頼んだステーキをひとかけもらったらとても美味しくて、牛肉をたくさん食べられる体質の人がうらやましくなりました。大食いのヒトってそれだけで才能です。
細い田んぼ道を通っていく田んぼ道の奥の洋食店は、雑貨屋さんを併設し、女性向けです。野菜たっぷりのパイ包みのコースですませておけば、わたしのお腹もちょうどよかったと思います。しかし、母が残したチョコパフェを食べたのです。ガトーショコラって胃に重たいんですね。満足を通り越してしまいました。
くまもとの旅は草千里で
行ったことがなかったので知らなかったのですが、草千里っていろいろあるんですね。まずコーヒー店が「COSTA」。自動販売機でよくみるカフェオレが美味しいちょっと他のメーカーより割高のアレです。それだけでおしゃれな感じがしますよね。飲食店が多く、草千里でランチすればいいんだなと思いました。観光バスも何台もあり、自家用車で回らなくても楽しめるということが分かりました。
秋晴れの清々しい日で登山客がたくさんいました。乗馬体験している家族連れもいて、馬がたくさんで牧歌的。さらに飛び交う外国語がいかにも観光地。
展望所には「あれが烏帽子岳」とか連れの人に説明している人が何人もいて、それを盗み聞いてなるほどと思いながら眺めました。ガイドいらずですね。
県民なので、珍しい土産はなく、火山博物館は貧乏性を発揮して入館料が高いなと思い、入りませんでした。一つ、ドイツ人の人が作ったという陶器の腕輪に心惹かれましたが、値段に心が冷めました。わたしには一生縁がなさそうでした。それでも景色だけでお腹いっぱいです。
阿蘇はペット同伴可能の宿泊施設が比較的多く、草千里には犬のリードを引いているお客さんがたくさんいました。何せ駐車場が広いので、端っこに行けば、他人と行き交う心配はありません。気兼ねなく散歩できます。私たちが泊まったペンションもとても広いドッグランがありました。ちょっとだけ猫を遊ばせたら、興味津々でした。
阿蘇と熊本の魅力・・・?
正直、熊本県民なので、熊本県の魅力はかえってよく分かりません。阿蘇の山は朝焼けの中で見れば綺麗でしたが、広すぎるし、地元の紅葉はもっと鮮やかで、椿の赤の発色は地元ほど綺麗なところを見たことはありません。しかし、日本一景色が良いかといえば、どちらも杉だらけ。がけ崩れが心配。病院は多いけど、基本的に老後は不便で住みにくい。特に観光客やペットに優しい県でもない。人間関係は閉鎖的。
九州で住むなら福岡がいいよねと個人的には思っています。女性が夜活動するには、一番安全。女性が出世できるかといえば、九州の他県に漏れないでしょうが、女性が住みやすい優しい街。対して、熊本は多分女性にあらゆる意味で厳しい環境。市電だらけで、運転の難しさよ。
とはいえ、実際県民でも旅してみると、どんなに不便で厳しくても、「阿蘇は美しいな。住んでみたいな・・・」とか思います。ペーパードライバーだけど、広い阿蘇で毎日景色を見ながらドライブする自分を想像します。
食べ物がおいしいお店は全国にたくさんあるでしょう。景色の美しい場所もたくさんあると思います。
あえて熊本の魅力はどこですかと言われると、身内の引き倒しで普段なら悪口しか思いつかないところです。
しかし、旅してみると、他の県と同様に熊本には熊本の美しい里山の暮らしがあると思いました。
10月下旬の阿蘇の風は既に冷たく、自然はそのまま美しいだけではないけれど、人間の現実に見合ったそれなりの環境があって、人間が目にして美しいと思うものがそれなりに作られています。
県民でも今後も目にしてみたいものがそれなりにあるというのが、今回の旅の再発見でした。熊本県様ありがとうございます。
正月は混雑が予想されるので、帰省する家族と合わせてまた県内を1泊旅行しようという話になっています。全国旅行支援があるので、あえて泊りで。実家に泊めない方が片付けも食事の準備もしなくていいので楽だから。
旅行支援より減税がいいと思っていましたが、全国旅行支援は人間を怠惰にする罪深い制度だと改めて思います。せめて地元の良さを発信できたらいいのに、最後にこんな悪口を書く私には本当に毒です。
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