ハーブの種まきはオレガノから

　例年より二週間遅れの梅の開花を聞いた頃、2月下旬にようやくハーブの種まきを開始しました。

オレガノ、スイート・マジョラム、タアツアイ、リーフレタス

小さい袋に種は割とたくさん入っています。

　ホームセンターでは、2月下旬にレタスやローズマリーなど割と耐寒性のある野菜やハーブ苗が並べられるようになります。でも、いいのです。苗5つ買う代わりに、種を買って種まきするのが楽しいのです。

スイートマジョラムとは？

スイートマジョラムは、シソ科のハーブで、地中海沿岸地域を原産とする多年草です。和名はマジョラムで、オレガノに似た形をしています。
【特徴】
丸みを帯びた小さな葉と初夏に咲く白や淡い桃色の花が特徴
ほのかにスパイシーで温かみのある香り
繊細な風味とタイムをやや甘くしたような香り
【利用法】
料理用ハーブとして有名で、イギリスやフランス由来の料理ではオレガノよりも好まれ、イタリア料理でもよく使われます
乾燥させると香りがややスパイシーに変化するため、デリケートな香りでは調理の仕上げに加えるのがおすすめです
精油は、鎮静作用があるとしてアロマテラピーで使用されることもあります
【効能】
リラックス作用や強壮作用、抗菌作用、抗ウイルス作用などの効果が期待できる
喉や鼻など呼吸器系の不調にも作用してくれる
緊張などから気管支が狭くなる咳や喘息にも緊張を和らげてくれる
慢性化してしまうことの多い気管支炎や副鼻腔炎（蓄膿症）などにも良いとされています

GoogleのＡＩ概要より

　花粉症の季節、ぜひスイートマジョラムをご利用ください。この春は間に合いませんが、私も秋には利用できるかなと考えています。種も3分の1撒いて、まだとってあります。

　検索するまで、スイートマジョラムがオレガノより人気が高いとは知りませんでした。ただし、同じシソ科の植物でも期待される効果は違います。

オレガノに期待される効果

オレガノには、抗菌・抗酸化作用、消化促進、鎮静、免疫力強化などの効果が期待できます。
【抗菌・抗酸化作用】
バクテリアの繁殖を抑制する作用があり、腸内のバクテリアに対して処方薬より効果が高かった研究結果がある
カルバクロールという成分に抗酸化作用があり、老化防止や免疫力強化に役立つ
ビタミンEなどのビタミン類も豊富に含まれており、細胞の酸化を防ぎ、老化を抑える
【消化促進】
消化を促し、食べ過ぎにもよい
咳や月経痛、筋肉のけいれんや神経性の頭痛などを鎮める効果がある
【免疫力強化】
免疫力を高める効果がある
風邪予防や花粉症の予防と緩和に役立つ
【鎮静】
眠る前に摂ると落ち着いた気分になるため、お休み前のティーにもおすすめ
【目の健康】
ルテインというカロテノイドの一種が含まれており、目の疲れをとったり、白内障や緑内障といった目の疾患の予防に効果的
オレガノはシソ科の多年草で、葉や花、全草が薬用部位として利用されます。イタリア料理やメキシコ料理で活躍するハーブの一つです

　オレガノは乾燥させると、よく香ります。薬用植物で、期待される効果が高いので多用には注意が必要です。また、処方薬の代わりにするほど頼りにするのも危険です。

　適度に利用して、日々の暮らしを充実させるのに使いたいハーブです。葉っぱが硬いので、育てて乾燥させて砕いて利用するのは難しいと感じる方は、市販のスパイスをお使いください。私は、もし二つとも育ったら、スイートマジョラムとオレガノの違いを観察してみるつもりです。料理でも使い分けられたらいいのですが、私にそこまでの力量が身につくかは甚だ疑問です。