外国籍の生徒への対応・続編
以前、ブラジル国籍の生徒のために、2学期の追試対策補習をするという記事を綴った。
この2学期の追試験に彼はギリギリ合格した。
そして先日、彼から今回の学年末考査対策のマンツーマン授業をしてほしいということを申し出てきた。
とはいっても、正直なところ、最初からまた授業をし直すというのはいかがなものかとも思った。
自学自習が少しずつできるようになってほしいし、テスト前には先生がいつもマンツーマンで見てくれると思い込み、それが甘えにつながることもあるからだ。
(実際の彼は最前列の席で、いつも目をカッと見開きながら授業を聞いている)
ということで、彼自身で学校指定の問題集を解き、私が質問に応える形にした。
私が質問対応をした日の前から、彼は担任の先生や友達にいろいろ聞いていたんだとか。
彼の教室は私の部屋から見えるところにあり、このテスト期間中、毎日残って勉強している様子が見られた。
(担任の先生や友達がつきっきりになってはいたが)
それもあり、以前に比べて彼自身で努力している姿が見られた。
そして彼は、初めてクラスの平均点以上の点数を取れた。
彼の努力の賜物だ。
もうすぐ彼は2年生に進級する。
ただ、今年度のようにつきっきり面倒を見てくれる先生や友達が近くにいるとは限らない。
これを機に、彼自身が少しでも自力で何とか学習する姿勢を育んでほしいと願う。