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日記 20240711THU

昨日思い立ったとおり、いただいたビーツのパンに合わせるべく、冷たいボルシチを作った。作り置きのビーツのピクルス、生クリーム、ヨーグルト、胡瓜に玉葱、茹で玉子、など。

ピクルス液とヨーグルトの酸味に加えて、更に調味にも酢を使うので、なかなかしっかりと酸味のあるスープが出来上がる。私は酸味を愛する。ひんやりして酸っぱくて、暑い日にぴったりだなぁ、と思う。

鮮やかなピンクが、とてもかわいい。
何か記憶をくすぐられると思ったら、母の指摘で「美和子スペシャル」(ドラマ「相棒」劇中で生み出される食べ物)だと気づいた。なんとなく、映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の青いスープなども思い出す。

色合い的に、口にするのに抵抗があるかなー?と案じていたものの、まったくの杞憂だった。カラフルでかわいいし、美味しい。

本題、ビーツのパンを添えてみる。

手元のレシピ本は荻野&沼野恭子「家庭で作れるロシア料理」(河出書房新社)である。ボルシチ、カーシャ、カプースタにシチー、ピロシキ、ブリヌイにポンチキと「ひととおり作れる」内容で、とても使いやすくお気に入り。

ずっと愛読、活用してきたのだけれども、ここ数年の世界情勢の変化もあり、エッセイなど読み直すとどうにも苦しく、切なくなる。それでも、忘れないように。考え続けることをやめないように。来年もまたビーツを作る。またボルシチを作る。ウクライナ発祥のそれを。

冷たいボルシチはレシピの半量で作った。まだ生クリームが残っている。コーヒーゼリーにかける。ぎりぎりまでゆるく作ったゼリー。スプーンで崩すと、隙間に生クリームが入り込んでいく。稲妻みたいだと思う。まだ少し残っている。明朝、スクランブルエッグに入れてふんわりさせよう。ふんわりしたい。

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