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日記 20240828WED

通りがかるとき、必ずチェックするご近所さんの窓がある。今朝は燃えるゴミの日。集積所までの道の途中に、件のお宅はある。
いるかな?どうかな?
すると今日は、優雅に表を睥睨しておいでである。白黒の、つやつやの、窓辺の猫。首輪は赤。かわいいね。ドラえもんとお揃いだね。

まだ早朝と呼べる時間でゆとりがある。ゴミ出しのあと、そのまま少し歩いた。ほかの猫は居ない。が、お散歩中のポメラニアンに遭遇する。ご主人のお隣を、ふわふわフリフリと歩いている。ポメラニアン。猫派を自認する私を惑わせる、凶悪な犬である。かわいい。やめて。つぶらな瞳で見上げないで。いやー。小首を傾げないで。かわいい。駄目だってば。ちょこちょこフリフリと寄って来た。危険生物……!

ご主人は年配の女性。許しを得て、撫でさせてもらってしまった。子供のころに祖母の飼っていたポメラニアンが、それはそれは賢くて、驚くほど祖母に忠実で、羨ましいような関係性だった。ポメラニアンに対する憧れと期待のようなものは、確実に当時の思い出に起因する。

ポメちゃんキュートだったなー、何かいいこと起こりそう!(もう起こったともいえる)などと思いつつ、フワフワと帰途につく。あの家の前を通りかかる。窓辺を見上げても、もう猫はいない。
なんだか咎められたような気分になるのは何故。

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