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【抗がん剤の後遺症】誰も書かない数年後の恐怖

こんにちは。Mです。

前回から、胃がんになったボクが、人生で初めて「抗がん剤」を体験した時のことをつづっているところです。

そもそもなぜ、胃がん治療として最初に抗がん剤をやらなくちゃいけないのか?通常なら、手術でがんを切除した後に再発予防として行なうものです。これは「補助的術後化学療法」などと呼ばれていますよね。

ボクの場合、胃がんが発見された段階では既にがんが巨大化してしまっており、あちこちに転移もしていました。がんの大きさは、直径にして十数センチを超え、それも現在進行形の状態でした。

ですから、最初に行なう抗がん剤はボクにとって究極的な意味合いにおいてのがん治療とは少し違うものでした。すなわち、抗がん剤で一時的にがんを小さくさせ、本当の意味でのがん治療(根治手術)を行なうためのものだったのです。

誰も書かない「抗がん剤の恐怖」数年後に起こる後遺症をボクが書きます

前回の記事で書いた通り、抗がん剤は第一次世界大戦で人を殺傷するために開発された「化学兵器」が元になっている❝劇薬❞です。それが人間の体内に投与される訳ですから、何も影響がなく済むことはあり得ません。

よく、誰もが話題にしたり書いたりするのは、抗がん剤の投与後に見られる「副作用」のことですね。

一般的な抗がん剤による副作用として知られているのは次の通り。

治療日:アレルギー反応、 吐き気、嘔吐(お うと)、 血管痛、発熱、便秘
1週間以内:疲れやすさ、だるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢
1~2週間後:口内炎、下痢、食欲不振、胃もたれ
3~4週間後:脱毛、皮膚の角化やしみ、手足のしびれ、膀胱(ぼうこう)炎
その他(1~4週間後):骨髄抑制(こつずいよくせい:白血球減少、貧血、血小板減少)、肝障害、腎障害など

抗がん剤を投与してすぐにこれだけの症状が副作用としてあらわれる訳ですが、これは抗がん剤というものが「がん細胞のみならず正常な細胞まで一緒に破壊する」❝劇薬❞であることを意味します。

抗がん剤の副作用については、Webなどで調べれば星の数ほど書かれています。しかし、抗がん剤の「後遺症」についてはどうでしょうか?副作用としてこれだけ人体に悪影響を及ぼす訳ですから、数年後や10年経って何も影響がないはずがありませんよね。

ところが、抗がん剤の後遺症をいくら調べても詳しい情報はなかなか出て来ませんし、積極的に語る医療従事者もいないのではないでしょうか?

詳しい情報が書かれない理由は色々あるのだと思います。後遺症を詳しく書くことで、補助的に行なう術後の抗がん剤治療を拒否する患者さんも出てくるでしょうし、それ以外にも触れられたくない「事情」というものが存在するのかも知れません。これについてはご想像にお任せするよりありません。

しかし、実際に投与される患者自身の立場からは、抗がん剤によって今後どのような後遺症に苦しむことになるのかを知っておくべきだと思います。

今回、誰も書かない「抗がん剤の後遺症」を恐らくボクが最初に書くことになるのかも知れません。

実際にボクが経験した❝抗がん剤の後遺症❞として、特に注意すべき危険な症状は次の通りです。

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