胃がんの審査腹腔鏡手術と全身麻酔の恐怖
すがる思いで臨んだ審査腹腔鏡手術
約1ヶ月前に突然の"胃がん宣告"を受け、ガラリと人生が変わってしまったこの私。癌がわかった時には既に手遅れでした。
発覚した時、私の胃がんはかなり進行してしまっており、どこまで転移しているのかさえわからない状態。今後の治療が行なえる保証すらない窮地に立たされていたのです。
たまたま、ひょんな思いつきでがんセンターのことを知り、主治医や臨床試験に出会えたのは、幸運だったのかも知れません。
現在のひどい後遺症が仮に、臨床試験で行なった"抗がん剤治療"のせいだったとしてもです。なぜなら、それをやらなかった場合はそもそも、今頃こうやってブログを書いてる自分が存在すらしていない訳ですから…。
結果的には生き甲斐すら見出せず、瀕死の状態のまま生き続けているだけの現在。ここまで犠牲を払ってまで"生"に執着する人生には何の意味があるのか?未だそれに関しては明確な答えを見つけられずにいます。
まあ、これは飽くまで別問題ですねぇ…(汗)
とりあえず、生きる希望に望みをつなげる"胃がん治療"を始められるか、ただ死ぬのを待つだけなのかは、"腹膜播種"の有無次第。まさに"すがる思いの審査腹腔鏡手術"だった訳です。
はじめての全身麻酔で死を擬似体験
固い手術台へ横になってから、血圧を測ったような、腕に点滴針を刺したような…。なにぶん、少し前の"血液型"の一件が混乱を招き、「自分の認識と病院が言ってた血液型はどっちが正しいの?もし病院が間違っていて、違う血液型の輸血をされたら...」なんて考えていて。動揺と緊張がピークに達していたせいか、正確には覚えていないのです。
しばらくして、オバさんの麻酔科医が私の口と鼻を覆うように酸素マスクを被せた。
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