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【実録】 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相

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私が運営するブログ「ゆうらり Happy Smile」で執筆した記事『【実録】 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相』を一つのマガジンにまとめたものです。 これは、私も被害…
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#エッセイ

[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相㉖ - 中尾翔太さんの死

今年3月から、胃がん治療に専念するため活動を休止していたEXILE TRIBEの9人組パフォーマー集団「FANTASTICS」のメンバー中尾翔太さんが6日、亡くなりました。 ファンからは悲しみの声が広がるとともに、EXILEメンバーらが中尾翔太さんの追悼コメントを発表し、とても話題になっています。 【関連記事】  胃がんの中尾翔太さん死去、EXILE HIROがコメント発表 私自身、同じ胃がんを経験した身として、今回の訃報を知ったときは非常にショックを受けました。前回の

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相㉕ - 因果応報の例

今回は、因果応報がテーマです。 因果応報とは、「原因としての善い行いをすれば,善い結果が得られ,悪い行いは悪い結果をもたらすとする」という意味です。因果応報は自業自得(自分の行為の報いを自分自身が受けること)とも言われます。 今まで誰かから嫌なことをされたり、酷い目にあわされたりしたことは、人生で誰もが一度は経験したことがあるかと思います。そんな時、あなたならどうしますか? 人によっては「仕返し」や「復讐」などと良からぬことを考えてしまったり、「こんな悪いことをしたあの

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相㉔ - 事情聴取

前回の記事で、「悪徳先生」が逮捕されたことをつづりました。2001年の年の暮れのことです。その当時は、司法書士が悪質な犯罪で逮捕されることなんて滅多にないことでした。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相㉓ - 逮捕された男

逮捕された男前回の記事に書いたとおり、司法書士Qは程なくして逮捕されるに至りました。時は2001年、年の暮れのことです。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相㉑ - 新宿ビル火災

今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験今からさかのぼること17年ほど前。夏も終わりの2001年8月31日に起こった出来事を書きます。 この日は、事件騒動で事務所の存続が危ぶまれ近いうちに司法書士Qが逮捕されるのを察知してか、退職届を提出したとある従業員の退職日。新宿の歌舞伎町で送別会がありました。 たしか、一次会は安価でしゃぶしゃぶ・すき焼きが食べ放題の「モーモーパラダイス」だったと思います。肉や野菜がたくさん食べられるので、当時はこの店をよく利用したものです。 仕事のほ

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑳ - 懲戒処分事例

司法書士といえども、犯罪を犯せば当然、最終的に刑事罰が科されます。しかし、それ以外にも“司法書士”という資格に関し「懲戒」という処分が行われることになります。今回は話しが少し横道にそれますが、そもそも司法書士の懲戒処分とはどのようなものか?についてつづりたいと思います。 司法書士の懲戒処分、業務禁止になると再起不能に?司法書士にとって一番こわいのは、何といっても「懲戒処分」です。損害賠償だけなら保険もあることですし、お金さえ払えば解決できますが、懲戒となると話しは違って

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑲ - 刑事告発

法務局が刑事告発、知能犯捜査グループが設置司法書士Qの事務所に立ち入り調査を行なった法務局は、押収した証拠書類や戸籍の取得などで事件を掌握したごとで、警察に刑事告発を行ないました。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑱ - 質問の答え

「人間としての良心」について、質問の答え前回の記事で「人間としての良心」と題し、司法書士Qと同じ立場になったときの行動について質問を出しました。 質問を再び載せると次のとおり。 ①警察に行き、素直に自首する ②逮捕される前に、事件の当事者(消費者金融や融資を受けた債務者など)にすべて打ち明け謝罪する ③事件をなかったことにしようと悪あがきを始める おそらく、①か②と思われた方が多かったのではないでしょうか?

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑰ - 人間の良心

相続登記の資料が押収された前回の記事では突然、司法書士Qの事務所に立ち入り調査が入ったところまで書きました。 いきなりやって来た、東京法務局福生出張所の登記官を始めとする約20名ほどの面々。登記官が司法書士事務所に訪れるなど、今まで聞いたこともありません。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑯ - 立ち入り調査

司法書士の史上稀に見る凶悪犯罪前回の記事で書いた通り、司法書士Qは東京法務局福生出張所に偽造した戸籍謄本を提出。補正扱いだった相続登記が実行されました。 これが史上稀に見る、司法書士による凶悪犯罪が行われた瞬間だったのです。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑮ - 犯罪の実行

偽造した戸籍謄本が完成前回の記事で書いた"犯罪道具"を元にして、司法書士Qは偽造した戸籍謄本を完成させました。

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑭ - 犯罪の道具

今回の記事で書くことは、司法書士Q本人が自ら語ったこと、警視庁福生警察署の刑事の話し、私自身が実際に見た情報に基づくものです。犯罪の二次的利用を防ぐため、細かい犯罪手法については割愛します。 司法書士Qが戸籍偽造のために用意した犯罪の道具

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑬ - 懲戒処分逃れ

懲戒又は注意勧告を逃れるために退会しようとする会員を退会させないための措置を求める決議日本司法書士会連合会は2004年6月25日、第65回定時総会において「懲戒又は注意勧告を逃れるために退会しようとする会員を退会させないための措置を求める決議」を行いました。 これは、綱紀委員会が綱紀事案について調査を開始すると、懲戒や注意勧告を逃れるために退会届を提出する司法書士会員が続出したことを受けての措置でした。 仮に、司法書士に対し一番重い懲戒処分の「業務禁止」が課された場合

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[実録] 司法書士の事件簿~私が見た戸籍偽造の真相⑫ - 逸脱の危険性

平和な世の中に成り立つ「社会規範」という前提司法書士Qが申請した相続登記。補正になり、あわてて動いたものの、新たな相続人がゴロゴロ出現。そのうちの1人は行方不明であることが判明しました。 もう、こうなってしまってはどうしようもなく、とにかく相続登記を取り下げるよりありません。真っ当に社会生活を営んでいれば誰もが十中八九おなじことを考えるはずです。 当たり前のことですが、世の中には皆に共通する「社会規範」というものがあります。誰もがその規範に則って行動するはずだという前

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