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情景の目次としての音楽

よく聴いた音楽を聴いていて
その頃の情景が浮かぶことはないだろうか。
自分はこの現象を情景の目次とこっそり呼んでいる。

もともと自分は新しい楽曲やアルバムの発売前後に、同じ曲を繰り返し聴いてしまう傾向にある。
そのため、一定期間の間に時期に決まったものを聞く状況ができる。

これを繰り返してきたことで、
ある期間の記憶がその時の音楽に紐づいて
目次となるのではないだろうか。

更に言えば、自分の認知特性は3次元映像タイプだ。
物事を捉える際は3次元の映像で内容を覚えたり、伝えるときは一度映像に起こしてから言葉に直している。この特性から、音楽で呼び出されるのがその時の情景になるのかもしれない。

…とはいっても
すべての曲が紐付くわけではないし、印象深い記憶が残るわけでもない。ランダムで発生する。

今までも印象のあるエピソードも特に取り留めのない日常が紐付いている。
例えば、
学生時代に就職活動で東京の面接を回ったことや、
以前の会社での初夏のバス通勤の記憶がそうだ。
取り留めはないが、とても印象に残っていて
今でも曲を聞くと脳裏に光景が浮かんでくる。

音楽と脳のもつ映像記憶が重なって
目次ように残るこの現象は
とても不思議で仕方がない。

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