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憧れがきっかけになる瞬間【よるのひとりごと】#1

その一文を読んだ瞬間、心に突然風が吹いたようだった。
驚きと、感動と、よくわからないけれど暖かいような気持ちが込み上げてきて、
思わず溜め息をこぼす。
目を瞑って天井を仰いだのなんて、無意識だった。

ああ、本当にすごいな。この人は――。




どうも、湯倉と申します。
ふと思い立って、週1で日記兼記事を連載してみることにしました。

小中学生の頃は律儀に毎日日記をつけていたのですが、
大学生になった今では、書こうと思ってもいつも忘れてしまいます。

ですが、もともと文章を書くことが好きだった私にとっては、
ふと何か文章を綴りたくなる瞬間が、割と頻繁に訪れるわけです。

noteには3年くらい前に登録していましたが、ずっと使っておらず。
せっかく思い立った今日から始めてみようと思ったわけです。

特段世の中に披露できるような知識や技術を持ち合わせているわけでもありませんが、
感じたこと、考えたことを文章に綴るのは私の十八番ですので。
生活の楽しみのひとつとして、できる範囲で続けていこうと思います。

日本のどこかにいる一人の人間がゆるく綴ったもので、
読んでくださっている方の心にいろどりを添えることができるのが
私の願いです。

それでは、よるのひとりごと、連載スタートです。


作り手への目覚め

私が小説を書き始めたのは、小学3年生の頃。
人に話すといつも決まって「すごいね!なんで?」と聞かれます。

元々読書は好きな方で、
国語の授業では問題を解くよりも、文章を読むのに夢中になっているような児童でした。

文章を読むのが好きだからと言って、そのころから書くことも得意だったかと言えばそうではなく。

ただ物語を読んで知らないことを知ったり、新しい表現の仕方を学んだり、単純にストーリーに心惹かれたりと、
言ってしまえば読んでいて楽しいから、読書が好きだったのだと思います。

背伸びして、村上春樹の新刊のハードカバーなんかを買ったこともありました。
(今になって読んでみると、きっと当時は理解できていなかったんじゃないかと思ってしまうような内容でした…。)

ただひとつ。
小さい頃から人一倍想像力豊かだったこともあり、物語を読むと気づけば感情移入しすぎていて、物語に入り込みすぎてしまう癖が。

物語を読むたびに、悲しかったり、切なかったり、喜んだり、泣いたり。
とにかくいろんな方向に心が揺さぶられて、
気づけば読書の後に感じるのは、ただ「面白かった」ではなく、
作者への感謝の気持ちと憧れになっていたのです。

「こんなに感動させてくれてありがとう」
「私も誰かの心を揺さぶるような作品を書いてみたい」

という風に。

考える前に行動する性格がここぞとばかりに発揮されて、
小説やネタを書き溜める用のノートと、ちょっとお洒落なペンを持ち歩くようになりました。

思い返せば当時はぶっ飛んだ内容を書いたりしていましたが、
とにかく書くことが楽しくて、面白くて。

このころから「ものを作ることの楽しさ」と「何かしらものを作る人への感謝の気持ち」を常に感じていました。

「何かしらものを作る人」とは、
物語を作る人だけでなく、生活で必要な家具だったり、文房具だったり、建物だったり、食べ物だったり、とにかく何でも。
それを作ってくれる人に対しての感謝です。

それからかれこれ10年以上経ちますが、こんな風にして、
ちょっと特殊で変人で、ちょっと癖の強い私が形作られていったのです。


憧れがきっかけになる瞬間

ものを作る人への感謝を常に感じながら、
私自身もずっと作り手でありたいと感じています。

作る行為自体も楽しいですし、
なにか作ったものが誰かに何かしらの影響を与えられたら嬉しいですし。

ただそれは作るという行為だけでなく、あらゆるものに広がっていくわけです。

多分、多くの人に経験があると思うのですが、
「この人カッコいいな~!!」とか、
「これできるようになったらめっちゃかっこよくない??」とか、
何かに憧れたことって、本当に些細なものも含めればたくさんあると思います。

ただ「いいな~」「素敵だな~」だけではなく、
その憧れに近づきたいと思って、アクションを起こす。
これこそ憧れがきっかけになる瞬間ですよね。

これが私は物語を書くことが最初でしたが、
どんなことにも感情移入して、常に憧れが溢れていたので、
その分アクションへのきっかけになるものも非常にたくさんありました。

なけなしのお小遣いでペンタブを買って、イラストや漫画を描いてみたり。
ドラマに感化されて、中1の誕生日プレゼントに六法全書をねだってみたり。
MMDを使ってキャラを躍らせたり、見様見真似で動画編集してみたり、音声合成ソフトを買って音楽制作に手を出したり、テレビ番組に感化されて中学の職業体験では建築会社に行ってPCで間取り図を描いてみたり、コンデンサーマイクを買ってラジオをやってみたり、Unityで3Dモデリングしてみたり、ノーコードでWebアプリ作ってみたり、プログラミングに手を出してスクールに行ってみたり。上手いプレゼンがしたくて2年間で100回以上プレゼンしてみたり。

え、趣味は何ですかって?
カフェと紅茶とガジェット系の記事を見ること。
あと音ゲーとQuizKnockです。

ここまで手を出してしまうと体がいくつあっても足りません。
きっとしたい事は全部できないまま一生を終えてしまうと思います。
これからも憧れは増える一方ですから。


ここまで極端じゃなくても、きっと誰にでも憧れがきっかけになる瞬間があると思います。
なんで○○してるの?って聞かれることもあるでしょうし、
自分でもなんでこんなことやってるんだろう、と冷静になるときもあるでしょう。

でも、何かをする理由なんて、別になくていいじゃないですか。

「だって、これできるようになったらかっこよくない?」
「実はこれができるようになってチヤホヤされてみたいんです」


それでいいんですよ、きっと。


「人生は死ぬまでの暇つぶし」という言葉があります。
この言葉をどうとらえるかはあなた次第ですが、
死ぬまでの限られた時間に何をするかは自分で決めたいじゃないですか。

誰かのために尽くすことも、
自分の道を究めることも、
憧れを追いかけることも、

自分で決めたからこそ、きっと自分にとって価値ある人生になる。

せっかくなら、価値ある暇つぶしをしたいものです。


新たな憧れときっかけ

日常のあらゆるところに落ちている憧れを拾う選手権があれば、
間違いなく上位入賞を果たすであろう私、湯倉。

本日も新たな憧れを発見し、さっそくきっかけになったのでした。

ずっと憧れのままになっていた「noteで記事を書く」こと。

継続は苦手な私ですが、良い一歩を踏み出せたと思っています。

きっかけの"その一文"とは、こちら。


パインアメは、僕にとって、ありえたけれども選ばれなかった可能性の象徴なのです。

https://web.quizknock.com/pine-ame

ここで随分古いの持ってきたな~と察した方は流石です。
そういえば去年ファン投票でNo.1になったんだっけ…、と思った方。
同志とお呼びしましょう。

多くの素晴らしい記事を展開しているQuizKnockの中でも、
一番好きで、素敵な記事。
何度読み返しても飽きない河村ワールド。

QuizKnockを知っている・知らないにかかわらず、
読んだことのない方はぜひ読んでほしいこの神記事↓



実を言うとここまで前置きでした。
今回はこの記事を紹介するためだけに書いたといっても過言ではありません…。

この方の感性といい、言葉ひとつの言い回しといい、
とにかく惹かれます。

パインアメひとつでここまでできるのも素晴らしい。
言ってしまえば、ただアルコール飲料にパインアメを突っ込んで遊んでいる成人男性3人の図なのですが。
モノは言いよう、捉えよう。

この記事だけでなく、【あしたはげつようび】シリーズは非常に素晴らしい。
ぜひ読んでいただきたいところ。

久々に読み返したこの人の文章は、
長らくちゃんとした文章を綴って私にとって、文章を書くことの楽しさを呼び起こすには十分すぎたのです。


ということで、
非常に恐れ多くはありますが、河村さんの文章に憧れて
この度noteで記事を書くことにしました。

継続な苦手な私がどこまで連載を続けられるのか…。
3日坊主にならないよう、と前置きして3日坊主になってしまった経験の多いこと多いこと…。

称号【3日坊主】コレクターがどこまで継続できるのか、
チャレンジの結果を見届けるのは、あなただけです。

それでは、また来週お会いしましょう。

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