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郵便すら届かない秘境中の秘境、礼文町召国に行ってきた話

はじめに 多くの人にとって、郵便はとても身近なものであるだろう。古くから情報伝達の手段として使われており、個人間の手紙や企業の広告等の多くの文書が日本中を駆け回っている。また今日では、インターネットの発達に伴ってネットショッピングも盛んになっており、一日の郵便総差出数は5,700万通にも及ぶ。  そんな身近でありがたい存在の郵便であるが、実は「交通困難地」と呼ばれる、郵便の配達できないエリアも存在する。 https://www.post.japanpost.jp/abou

    • オーバーブッキングでホテルがなくなった話 in パリ

       フランスを旅行していたある日、携帯にメールが入った。  俗に言うオーバーブッキングである。  予約のキャンセルを見越して、少々多めに予約を受け付けることは旅行業界ではよくあることで、飛行機がオーバーブッキングをやらかし、1万円を渡すから後続の便に乗ってくれ...みたいな光景は繁忙期の羽田空港に行けばよく見られる。  当時私は、フランス東部 アルザス地方のコルマール(colmar)にいた。木組みの建築が目立つ美しい街で、”ハウルの動く城”や”ご注文はうさぎですか?”の聖

      • ブカレストでルーマニア人に集られた話

         ルーマニアの首都 ブカレストはヨーロッパの中でとりわけ治安が悪いことで有名だ。  数多くのサイトやブログ、情報誌等で治安が最悪と紹介されており、ニセ警官やぼったくりタクシーに注意する必要があると口酸っぱく書かれている。  海外での一人旅が初めての私は、置き引きや盗難には特に用心しており、バッテリーなどいくつか盗まれたものはあるが、カバン自体を盗られたりすることはなかった。  しかしながら、気前よく話しかけてくる外国人に対しては特段警戒していなかった。  トルコ イスタ

        • 被災地の復興と未来

           高校生の頃に格安のフリー切符で北海道を目指して貧乏旅行をしたことがある。東京から仙台へ向かう道中、震災の被災地を見たいと思った私は、山間を走る東北本線ではなく海側の常磐線を選択することにした。  当時はまだ常磐線は全通を果たしておらず、特定復興開発拠点区域もなないような状況で、復興の兆しがあまり感じられないような暗い雰囲気が漂っていたのを鮮明に覚えている。  世界を震撼させた未曽有の大災害から11年が経った令和4年、再び被災地を訪れる機会があったのでここで紹介する。 平

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