妄想デート:屋根と中目黒編②

ワンツー：この歩道橋を渡ったところですー
屋根：あー、小洒落たお店があるなぁ。

店主：いらっしゃいませ。お好きなお席どうぞ。あ。

ワ：あ、こんにちは。友達連れてきました

店：え〜、ありがとうございます。メニューどうぞ

屋：あ、ありがとうございます〜。えー、どれにしよ。おすすめとかあります？

店：黄色が1番甘口ですが、辛さはゼロではないです。黄色、オレンジ、赤、黒、と辛さが上がっていきます。

ワ：私、手羽元のやつ、オレンジの。黄色も美味しかったよ

屋：じゃ、初心者なので黄色で。

店：先にお会計お願いしています。はい、ありがとうございます。あの、オススメの映画なんでしたっけ…宇宙船の…まだ観てないんですよ

ワ：えー、覚えていてくれただけ嬉しいです、ちなみに『メッセージ』です。私もオススメの本、読んでないです…ワークマンのやつ

屋：（え、何なん？何なん？恋の始まり？）ワンツーまた不倫なん？

ワ：屋根蔵さん、途中から心の声じゃなくなってるよ…あと、「また」って何！初めてなんだけど！！

店：いや、映画と本を勧め合っただけの仲ですよね？

ワ：ええ、題名さえ覚えていない程度の仲ですよね。

店：ご結婚されていたんですねw

ワ：ええ、隠すつもりはなかったんですがw　子供は５人です

屋：双子妊娠してるんか！？

ワ：ごめんサバ読んだ

店：そこサバ読むとこちゃうで！？

屋：店長さん？

店：すみません、お待たせしました、４種のお惣菜を混ぜながらお召し上がりください。全部一緒でも美味しいですよ。

ワ：美味しそー！

屋：いただきまーす！

（黙食）