6周年

たった今気付いたのですが、ちょうど6年前の今日、8年ほど勤めた会社を辞めました。

前にも書きましたが、何かやりたいことがあったり、反対に仕事がすごく嫌で、辞めたわけではありません。

ただ、何となく、自分にしかできない仕事をしようと思って、それをするなら今しかないという気持ちで、仕事を辞めて、何のあてもなく、山梨から東京に行くことにしました。

出社最終日、会社の皆様に退職のご挨拶をして、荷物を持って、会社を出たのが夕方頃。

マイカーで15年住んだ街をちょっとだけドライブしました。

車を運転しながら、明日でこの街ともお別れかと思いながら、車を走らせている時の気持ちは、会社のみなさんと別れる寂しさ（家族みたいに色々語り合ったもので）と、縁もゆかりもない東京に行く不安と、「何とかなるでしょう」というあっぱれな楽観さとが入り混じっていました。

そんな気持ちの中、とあるお店に入るために、駐車場に車を止めて、車から出た時のこと。

何気なく、東の空（山梨に住んでいたので、東京方面ということにしましょう）を見上げると、虹がかかっていたんです。

しかも、2本。

わぁ、と、自然に息がもれました。

一瞬にして、目の前の景色がワントーン明るくなったように見えて、もし神様がいるとしたら、すごく応援してもらっている気がして、これからの生活は大丈夫だと、心というより、お腹の底から思えました。

あれから6年。

色々なことがありましてね。

様々な仕事（業種）をしていて、何がやりたいのかわからないとの言葉をいただいた時に、うまく伝えられないこともありました。

自分は何をやっているんだろうなと、思い悩んだ時期もありました。

でも、今は自分にぴったりな仕事（働き方やペースも含めて）をさせていただいています。

東京に来て本当に良かったです。

あの時、東京に行こうと決めさせてくれたあれやこれ、それから、後先考えずに決めたことを応援してくれた方々、本当にありがとうございました。

今日の映画：「ちょっと今から仕事辞めてくる」

小説の実写化で、福士蒼汰さん主演、2017年公開の映画。

何気なく観て、思いの外感動しました。特に、劇中の台詞で、「希望はなくならない、見えなくなってしまうだけ」にグッときました。