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不妊治療中の身体づくり(歯のケア編)〜歯周病が不妊の原因になるらしい〜

こんにちは。
不妊治療中の身体づくりについて書いてきました。
食生活編運動編サプリ編鍼灸&漢方編睡眠編
今回は歯のケアについてです。(不妊治療の経緯はこちら

私はもともと虫歯が多く、定期的なケアはおこなってきませんでした。
1人目の妊娠中に虫歯になり、麻酔ができないため痛み止めでごまかし、その間に悪化し、産後に抜歯するという苦い経験をしました。

40代で自分の歯を失って反省し、定期的にデンタルチェックに通うようになりました。運良く、とても腕の良い歯科衛生士さんに出会い、最初は月1回、歯周病が良くなってからは、3ヶ月に1回通い、2人目不妊治療中も継続しました。


歯周病は女性に多い病気で男性の約1.5倍!

歯周病って自覚症状がないので、どういう病気がよくわからないですよね。

<歯周病とは>
歯の周りの組織に起こる慢性的な炎症の総称です。虫歯と異なり、多くの場合、痛みがないまま慢性的に進行し、出血や歯の動揺(グラグラする)などの症状により初めて気がつくことも多い疾患なのですね。

男女比においては女性に多く(男性の約1.5倍の頻度)、年齢的には30~40歳代に発症しピークは38歳といわれています。

【医師監修 不妊治療情報】より

軽度なものも含めると、日本人の40歳以上の約8割が歯周病にかかっているとも言われています。(厚生労働省・歯科疾患実態調査2011年より)

歯周病は不妊の原因になる

不妊の原因として、年齢(35歳以上)、肥満、ストレス、喫煙などはよく知られていますが、歯周病も不妊に影響するという研究結果が報告され始めているそうです。

不妊症の女性患者と自然妊娠した妊婦の血液中の歯周病菌に対する抗体量を調べた研究では、不妊症患者のほうが抗体量の数値が高かった(歯周病の程度が強いという解釈)という報告があります。

また海外の報告では、歯周病菌に対する抗体価の量が多い女性のほうが妊娠成立までかかる時間が長かったというデータもあります。

女性だけでなく男性においても、重度の歯周病に罹っていると精子の運動性などが悪化するという報告もあります。ほかの内科的全身性疾患(糖尿病や心臓病など)との関連を考えれば、男女問わず歯周病が妊娠成立を妨げる一因になっていると想像できるでしょう。

【医師監修 不妊治療情報】より

私の担当の歯科衛生士さんも、歯周病がよくなると妊娠される方が多いという現場の実感値があるとおっしゃっていました。

歯周病は妊娠後もさまざまなリスク要因になる

さらに、歯周病は妊娠後も、早産・低出生体重児出産・妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病のリスクが高まるといわれています。

歯周病原細菌の感染が、胎盤で炎症を起こすことによって引き起こされるそうです。

また、妊娠中はつわりがあって歯のケアがしづらくなります。
私も2人目の妊娠中のつわりがひどく、ずっと何か口に入れていないと気持ち悪い状況で、歯磨きやフロスもなかなか丁寧にできない状況でした。。しかし、妊娠前からケアしていたことで、口の中の環境は悪くならず、歯周病にはなっていません。

妊娠前からきっちりケアしておくことを本当におすすめします!

歯周病予防に積極的な歯科を選んで定期的に通おう

歯磨きやフロスをしっかりしても、歯垢、歯石はどうしても残ってしまうそうで、定期的な専門的なクリーニング、歯石除去が必要です。

私はこれまでいくつかの歯科に通いましたが、歯のクリーニングは歯科衛生士さんの技術力によって結果が全然違うと実感しています!

勉強し続け、技術を磨き続けている歯科衛生士の方からケアを受けること、そのためには、歯周病予防に力を入れている歯科を探すとよいと思います。

私の2人目の不妊治療がうまくいったのは良い歯科衛生士さんに出会えたおかげもあると思っています。
歯周病は全身の健康にも影響するそうです。
定期的な歯周病ケア、心からおすすめします!
読んでいただきありがとうございます!

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