不妊治療中のメンタルケア(もっと早く始めればよかったという後悔)
こんにちは。
不妊治療中の身体づくりについて書いてきました。
(食生活編、運動編、サプリ編、鍼灸&漢方編、睡眠編、歯のケア、冷え性改善編)
今回はメンタルケアについて書いてみます。(不妊治療の経緯はこちら)
最初の悩み
不妊治療は、メンタルがしんどくなることが頻繁にありました。
最初に直面したのが「もっと早く始めればよかった」という後悔です。
不妊治療を始めたのが38歳。
母が私を38歳で出産していたので(当時としてはかなりの高齢初出産だったはず)自分もそれくらいに産むのだろうなという、なんとなくの感覚があり、若い頃に出産について強く意識してきませんでした。
妊娠、出産について学びもせず、大好きなアメリカのドラマ「アリー my love」で「卵子凍結」の話が出てきた時も、自分ごととしてはまったくとらえませんでした。
37歳で結婚し、やっと妊娠について真剣に考え始めました。
妊娠率を調べてみると、男性40歳以上、女性35歳以上で、妊娠率は20%以下になることを知りました。20代前半だと50%なので大幅に下がります。(内閣府 妊娠適齢期を意識したライフプランニング より)
また流産の確率も40歳以上だと40%を超えます。(厚生労働省 不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」報告書 より)
※上記について詳しくはこちら
また、書くのが少し憚られますが、赤ちゃんが障害を持つ確率も高齢になればなるほどあがるという事実があります。
29歳以下の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、約1/400以下、赤ちゃんがダウン症になる確率は、約1/1000以下であるのに対し、42歳以上の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は1/33、赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/64以上です。10倍以上のリスクがあるということになります。
※上記について詳しくはこちら
なんとなくわかっていたことを、数字で突きつけられ、「なんでもっとはやく妊娠、出産についてちゃんと考えなかったんだろう」「なんでもっと早く結婚しなかったんだろう」(夫と出会ったのが35歳なので仕方ないのですが)「なんでもっと早く妊活を始めなかったんだろう」と後悔で心がいっぱいになりました。
無理にポジティブになろうとしない
よく「悩みは自分でコントロールできることとできないことにわけましょう、自分でコントロールできないことは受け入れましょう、」と言われますよね。あと、「未来のことだけ、今できることだけ考えよう!」とか。
その通りなのですが、そう簡単には受け入れられないから、後悔して苦しむのですよね。
私はカウンセリングの勉強をして、無理にポジティブになろうとするのをやめました。逆に不安でい続けて、後悔して後悔して、このまま不妊治療が成功しなかったときの自分も考えました。
後悔に向き合うと、自分でも気づいていなかった本音が見えてくることがあります。自分で自分の本音がわかると少しラクになります。(こちらの記事にも書きました!)
ポジティブになれない時は、無理せず、後悔している自分と向き合ってみる、もし少し余裕があったら、後悔や思いをノートに書き出すと客観的にみられるようになるのでおすすめです。
過去の選択のよかったところをみる
後悔してさんざん落ち込んで、自分の本音を知ってから、過去の自分の選択のよかったところをあげてみました。
もちろん若くして結婚、出産ができていたら、また別の良い人生があったでしょう。けれど、今の自分も悪くない、そう思えました。
自然と思いがわいてくる
後悔して沈んで沈んで、ちょっと浮上してきたときに、自然と「今できることをやるしかない、やろう」と思えました。
もちろん一度そう思えても、治療がうまくいかない時など何度も後悔がわきあがってきます。
そのたび、後悔しないようにするのではなく、後悔する。ちゃんと後悔して、自分の本音を知る。
その繰り返しで少しずつ、前向きになれた気がします。
参考になったら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます!