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不妊治療中のメンタルケア(採卵できなかったショック)

こんにちは。
不妊治療中のメンタルケアについて、引き続き書いてみます。

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体外受精のステップは乗り越える壁がいっぱい

前回の記事は、治療を始める前に後悔したことと対処法について書きました。
体外受精の治療が開始されると、ざっくりと下記のステップで進みます。

・採卵
・採精
・授精/培養/(凍結)
・移植
・着床

それぞれのステップについて、毎回緊張し、良い結果を祈り、期待し、ちょっとした体調の変化も気になり検索し、うまくいかないと失望し、というのを繰り返します。
もちろん、着床後も、妊娠○週の壁というように、出産までさまざまな壁を乗り越えていきますが。。

採卵までの流れとはじめての採卵日のこと

自然周期のクリニックで治療を開始し、採卵周期で排卵誘発剤のクロミッドを服用、ブセレリン点鼻薬で最終的な卵胞の成熟を促して、ボルタレンで排卵を抑制して採卵に臨みました。
時間を守ってお薬を服用し、卵子育って!と祈り、前日は採卵まで排卵しないでと祈り・・・。もうこれだけで疲労困憊でした。

そして臨んだ採卵日。
夜中の0時にボルタレン座薬をして、朝早くクリニックに行き、採卵です。

手術台に横になり、卵胞から卵胞液が吸い出されるのを映像でみながら採卵。麻酔なしでしたが、ほとんど痛くありませんでした。

ベッドに移動し、15分ほど休みます。
そこにいる方全員が戦友のような気持ちになり、全員がうまくいきますように!と祈る気持ちでした。

しばらくすると看護師さんが本日の採卵数が書いてある紙をもってきてくれます。そこには「0個」とあり、愕然としました。

採卵できなかったショック

会社を辞めて、子宮筋腫摘出手術をして、やっと体外受精の治療に入れて、身体づくりもいろいろして、臨んだのに、採卵できなかった・・・

授精とか移植の前に採卵できないなんて、スタートラインにも立ててない!(しかもそれなりにお金はかかっている!)
私には妊娠する力がないんだ。遅かったんだ。
考えがどんどんマイナスの方向にいきました。

医師の話によると、採卵できないこともあるため(確率もお話しいただいた気がしますが、呆然としていて忘れました)来月もう一度、採卵しましょうということでした。

気分転換の方法をもつ

採卵日はたしか日曜日。一緒に来院していた夫が、どうしようもなく落ち込む私をみかねて、横浜に連れ出してくれました。普段行かない場所で、海ときれいな景色に、少し癒されたことを覚えています。

ずっと前に仕事で落ち込むことがあり、上司に高層階のランチに連れ出していただいたことがありました。それからかな、高いところから空をみたり、景色を見るとホッとしたり、元気になるようになりました。
私の気分転換の方法です。

それから、夫がいつも笑わせてくれて、よく話してくれるのでとても助かっています。大切な気分転換です。

不妊治療は一喜一憂します。気分転換だけで元気になれるわけではないですが、なにかひとつ持っておくとよいですよね。

年齢による採卵数の減少について受け止める

これは高齢の方限定ですが、年齢が高くなれば当然、卵子が減り、質も低下するという事実は受け止めて、必要な対策をとる必要があります。

私の場合、ふわっと情報を知ると不安になりますが、数字でみると、冷静に受け止めることができます。

数字だと、卵子はたしかに減り、質も低下しますが、なくならないという事実もみえてくると思います。卵子があるなら、身体づくりをして、健康になり、質のよい卵子に出会える可能性もある!ととらえることができました。

2回目以降の採卵

初回で採卵できなかったショックはかなり大きかったですが、1週間もすると、前向きになれていました。

その後、採卵は4回し、毎回、1個以上は採卵することができました。コツコツ身体づくりをしたのと、何よりクリニックの治療の成果だと感謝しています。

治療を進めても繰り返し採卵できないことが続いたら、転院を検討したと思います。

治療開始直後に採卵0個というのは、これから始まる不妊治療の乗り越える壁の多さに愕然とし、メンタルケアもしっかりしていこう!と思えた経験でした。

参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます!



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