髪は「血余」。

東京都成増で髪を育てるサロン「イカスサロン」を運営しています。

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日々、頭皮や髪のお悩みを抱えている方とお話をする機会が多いのですが、改めて感じる事。

それは、髪は「血余」であるという事。

東洋医学で髪の毛は「血余（けつよ）」と呼ばれています。
字の通り「余った血液」という事です。
初めてこの言葉を聞いたのは、今から15年以上前。
リュミエリーナ商品・ヘアタイムセス（その当時は理毛）の髪の本質美について学んでいた時に知りました。
それから、現在。
やっぱりこの言葉がまとめてくれる。という感覚があります。

私たちの体は、生命活動に必要なパーツに優先的に栄養を送ります。

例えば、風邪や病気になった時の髪の毛や爪・肌を思い出してください。
パサパサになったり、爪が割れたり…、肌がカサカサになったりした記憶はありませんか？？
つまり、髪や爪・肌などの生きる事に直接影響しない部分のエネルギー循環は後回しになるのです。
また、極度なストレス・心配事の長期化など心の部分の影響も同じです。
一瞬にして白髪に変わった…。
という事を聞いたり見たりしたこともあると思います。

髪は血液。
そして体内や心の状態を反映しているのです。

栄養不足や極度なストレス等は、血液循環が非常に悪くなります。
そうすると、末端の細胞にまで栄養が行き渡らなくなるのですね。

また、髪の面白いことはその時の履歴がしっかり残るという事。
健康状態・心理状態の影響を受けた時に生えた髪は、髪を切り落とさない限りその状態が1本の髪の毛の中で履歴として残っているのです。

髪の状態が気になり始めると、まずは育毛剤に手を伸ばす人が多いです。
もちろん育毛剤には育毛剤なりの効果があります。
しかし、外側からの刺激をおぎなえるだけのパワーが髪を作る毛母細胞になければ効果は半減します。
そのパワーを生み出すのが「体の内側」のケアです。

食事や日常生活・運動習慣はもちろんの事、
身体のしなやかさ・心のしなやかさも大切ですね。

ぜひ、出来る事から自分自身へのケアを取り入れてみる視点を持ってみてください。

また、髪の良い食べ物や生活習慣についても書きますね。

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イカスサロン　寺澤