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第5章 長崎 ③「オバマは長崎に来なかった」
私個人が心に引っかかっているのは、2017年5月にアメリカのオバマ前大統領が広島を訪問した時のことだ。
原爆を落とした国のトップによる歴史上初めての被爆地訪問ということで、注目度はかなりのものだった。
オバマ前大統領のスピーチや被爆者との抱擁の場面は、被爆者のみならず、たくさんの人々の心に焼きついたのではないだろうか。
しかしこれには裏話がある。長崎の被爆者はこの場に招待されていなかったのだ。理由や経緯はわからないが、長崎から広島に行ったのは被爆者ではなくナガサキ・ユース代表団の若者3名であった。
なぜ彼らが招待され、訪問前日の夜に急遽広島入りしたのかもよくわからないと被爆者は記事の中で語っている。ここでも長崎はある意味忘れ去られている形になっている。
今でこそ、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)事務局長やローマ教皇の長崎訪問が取り上げられるようになったが、長崎という第二の被爆地は、世界の指導者層にあまり認知されてこなかったのではないだろうか。
知り合いが言っていたが、昔は長崎の平和祈念式典には首相が来ていなかったというではないか。
『オバマは長崎に来なかった―― 71年目の長崎「最後の被爆都市」の意味』https://news.yahoo.co.jp/feature/284
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