塗り絵と人生観
ドイツ語の勉強で頭が痛くなってたところに、娘が「一緒にぬりえでもする?」と持ってきた本。
頭痛が酷くなるっと思いながらも試してみたら、意外と瞑想状態に入りリラックスすることができた。
それ以来、勉強の合間に少しずつ色を塗ることが楽しみになった。
色を塗りながら、ふと感じた。
塗り絵って、何かに似ていると…
そうだ!人生に似ているような気がする。
宿った命があるとするなら、塗り絵のイラストは自分の生まれ持った宿命。
しかし、運命は運ぶ命。筆やペンをどのように運んで、どんな色づかいにしていくかは、自分次第。
自分が、自分の好きなように、自分で決めることができるのだ。
現に私が塗った色は、本の表紙のサンプルとはまったく異なっている。
無難に同系色や類似色を塗りたい箇所もあれば、反対色で冒険してみたい部分もある。
一旦、色を入れたあとに、「あ、こっちの色のほうが良かったかな」と思うこともあった。
だが、ペンで塗った色は、もう元には戻らない。
先に進んでいくしかないのだ。
自分の選んだ道が違ったかなと感じても、それは自分自身が決めたこと。
後戻りせず、自分が一度決めた色、その色に合う色を塗り進めていけばいい。
客観的に、少し離れたところから見てみると、その選択もまんざら悪くもないはずだ。良い選択をしたなと思うかもしれない。
なぜなら自分で決断したことなのだから。
地味な人生を送るもの、カラフルな人生を送るのも、決めるのは自分。
後悔しないように、一筆一筆を丁寧に描いていく。
その一瞬一瞬を後悔しないように大切に、そしてオリジナルのカラーで自分らしく生きていこう!
塗り絵って、本当に奥が深い。
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