すがゆうこ@グローバル教育

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マガジン

最近の記事

『ALDI』と『こんまり』の流行は人類への警告⁈

それは、日本の人気YouTuberであるバイリンガールちかさんの動画を、コーヒー片手にのんびりと観ている朝だった。 「メルボルンに移住なんだ」と思いながら差しかかった10分54秒。 赤ちゃんを抱えるちかさんの、その背後に私はあるものを見つけた。 当時311,712人が視聴済みだった、この動画。そのことが気になったのは、全世界でも私だけだったはずである。 この赤い四角の部分。↓ これは紛れもなく、私が大の苦手とするスーパーマーケット『ALDI』のロゴであった。 ヨーロッパ

    • 「漢文」を学ぶように「英語」を学習する日本人

      偶然見つけたYouTube動画。 英語と日本語(&韓国語)の違いについて語っている。 テンポも良く、とても興味深い内容であった。 英語は場所言語。単語の位置がとても大切になってくる。 その点、日本語は位置はバラバラでも通じてしまう言語である。 なるほど… 日本語は助詞があるおかげで、場所が入れ替わっても意味は変わらないが、英語は意味がまったく違ってしまうことがある。 このバラバラでも通じる日本語の特徴をなぜうまく利用しないのかと、動画内で話している。 教科書に矢印を引きま

      • キャッシュレス後進国ドイツ

        先日、カナダから引っ越してきた友人が言ったひと言。 「私、現金を持つ習慣をつけないと…」 キャッシュレス先進国からやってきた彼女は、ドイツでの支払い時において現金を持参していなかったために困ったことが多かったのだ。 時代の流れに逆らっているようなひと言だが、そう、ここドイツは日本同様、いまだに現金大好き国である。 野村総合研究所のキャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識内、諸外国におけるキャッシュレス比率の変化とキャッシュレス化進展の施策例を見て驚いた。 【キャッ

        • 「Pech!」が持つ哀れみ度は何%⁇

          先日、義理母が取ったある行動により、旦那さんがある高額商品を2度買う羽目になった。最終的には返品することができたが、一番大事であった時間的に間に合わないという状況にあり、無駄な心配をし、不必要な時間も使うことになった。 しかしそれに対して、彼女が放った言葉は 「Pech!」だった。 幸いにも旦那さんには聞こえていなかった。 だが、その言葉に私は耳を疑い、子どもたちは背筋が凍りついていた。 私は心の中で「いやいや違うでしょ…あなたが原因で、あなたの息子は大変な思いをしたんです

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        • ドイツの教育について
          14本
        • 英語教育について
          7本
        • スマホのある生活について
          3本
        • 私の人生観について
          7本
        • グローバル教育について
          13本

        記事

          SMSでのピリオドは失礼にあたる⁈

          最近、若い年代の女の子とWhatsAppで連絡を取ることが多くなった。 ヨーロッパでは主流なアプリで、日本のLINEのような位置づけだ。 以前、多言語における若者のテキストメッセージで、言語学者のJohn McWhorterの動画を紹介した。 SMSでの言語は、「書き言葉」ではなく「話し言葉」だという話であった。彼女とのやり取りは、さらにこのSMSが「話し言葉」であるということを認識するきっかけとなった。 私たち世代にとって、文字を使って人に伝える手段といえば、「手紙」

          SMSでのピリオドは失礼にあたる⁈

          お片づけは『家族の信頼関係』を築く?!

          昨日、偶然見つけたNetflixの番組。 近藤麻理恵さんが、家を訪問して、お片づけを伝授する。 私は彼女のことをまったく知らなかったが、「お片づけコンサルタント」として活躍されているらしく、かなり有名なようだ。 こんまりと呼ばれ、本も多く出版している。 この番組内で繰り広げられる人間模様、パートナーシップ、家族の絆がとても興味深い。 こんまりさんの持つ独特のキャラクターに、「こいつ何者?」という依頼者たちの感情なんてもろともせず、どんどん不思議空間に導いていく。 私たち

          お片づけは『家族の信頼関係』を築く?!

          『ノミの法則』自分の限界を決めているのは自分自身

          今年初め、1月1日の午後、ある家族がわが家の玄関先を訪ねてきた。 旦那さんには会ったことがあったが、奥さんに会うのは初めてだった。もちろん、私はその出会いが、私に大きな影響を与えることになるとは、その時、まったく思ってもいなかった。 『ノミの法則』というのをご存知だろうか? あの小さな、小さなノミのお話し。 数ミリの小さな体を持つノミは、30㎝ほどのジャンプ力があるといわれている。体長の100から150倍の高さを跳べるということになる。 身長154cmの私が、231メートル

          『ノミの法則』自分の限界を決めているのは自分自身

          日本人が英語を話せない理由

          私たち日本人の英語力は決して低くない。 中学、高校と膨大な単語を覚え、文法もしっかりと身につけてきた。 なのに、話せない… 英語を話せるようになりたいと、英語教材を買い込み、高額な英会話教室にも通う、流行のオンライン英会話、英語アプリも試してみるが、一向に上達しない… 『日常会話くらいはできるようになりたい』そう願う日本人がどれほど多いだろうか。 英語が話せないのは、英語力が足りないからではなく、私たち日本人特有の『外国人コンプレックス』や『英語完璧主義』が英語の上達を

          日本人が英語を話せない理由

          読んでおきたい一冊「出世する人の英語」

          デュッセルドルフには、6000人もの日本人が住んでいる。 都市人口の約1パーセントが日本人という、ヨーロッパでも最大級の日本人コミュニティが存在する。街中にあるインマーマン通りには、多くの日本食材店、レストラン、美容院、そしてクリーニング店などもひしめき、何不自由なく日本語で暮らしていくことができる。 1950年以来、デュッセルドルフがあるNRW州には、600社以上の日系企業が進出してきている。 ドイツにある日系企業、駐在員たちが皆ドイツ語を話せるのかというとそうでもない。

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          大学受験は人生のゴールではない、将来へのマインド設定

          先日、現地中学2年にあたる息子が、州の提供している『ポテンシャル分析』というプログラムに参加してきた。 『ポテンシャル分析』は、朝から夕方までの一日がかりのプログラム。 通っている学校ではない施設で行われたので、現地集合、現地解散であった。 12、13歳の子どもに、「将来なにになりたいの?」「どんな仕事に就きたい?」と聞いたところで、質問が漠然としているうえ、一体どんな仕事が世の中に存在していて、自分がなにが得意なのか、よくわからないのが実態であろう。 親をはじめ、親戚家族

          大学受験は人生のゴールではない、将来へのマインド設定

          ドイツ人はお誕生日プレゼントも合理的!

          子どもがお誕生日パーティーに呼ばれて、悩むのがプレゼント。 どんなものが好みなのか、何を贈れば喜ばれるのか、モノにあふれる昨今、頭を抱えることも多い。 ドイツには、合理的なドイツ人らしいシステムが存在する。 『Geschenkkorb プレゼントカゴ』または、『Geburtstagskiste お誕生日ボックス』と呼ばれ、本屋さん、おもちゃ屋さん、デパートなどで見かけることができる。 お誕生日の招待状に、"〇〇本屋さんで、△月△日以降にGeschenkkorbが用意してあり

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          人口降雨による気象制御

          ここ最近の異常気象。 西日本では台風、北海道では地震、今年の日本は自然災害が多く発生している。 ドイツから関西の実家へも、家族みんなの無事を確認することが急に増えた。そして今回、残念ながら秋休みの帰省は見送ることにした。 現在、アメリカにも大型ハリケーンが接近している。 私は1999年、フロリダでハリケーン・フロイドを経験した。働いていたディズニーワールドが、1971年開園以来初めて休園したほどの大きなハリケーンであった。 各国から集まったキャストメンバーが暮らす寮でも、窓

          人口降雨による気象制御

          ドイツの小学生デモにみる「スマホ依存」

          2018年9月8日(土)ハンブルグにおいて、デモが行われた。 このデモの発起人は、7歳の男の子である。 彼は親がスマホばかりに目をやり、自分と遊んでくれないことへの不満をデモという形で表現した。 "Spielt mit MIR! Nicht mit Euren Handys!" (僕と遊んでよ!スマホとじゃなくて!) このデモを3つの異なる観点から見てみよう。 1つ目「子ども」はこちらから。⇩ 2つ目「親」はこちらから。⇩ 最後は、やはりこのデモの核となる部分「テーマ

          ドイツの小学生デモにみる「スマホ依存」

          ドイツの小学生デモにみる「親の覚悟」

          2018年9月8日(土)ハンブルグにおいて、デモが行われた。 このデモの発起人は、7歳の男の子である。 彼は親がスマホばかりに目をやり、自分と遊んでくれないことへの不満をデモという形で表現した。 "Spielt mit MIR! Nicht mit Euren Handys!" (僕と遊んでよ!スマホとじゃなくて!) このデモを3つの異なる観点から見てみよう。 1つ目「子ども」はこちらから。⇩ 2つ目は「親」の視点から見ていこう。 さて、子どもが突然「デモをしたいんだ

          ドイツの小学生デモにみる「親の覚悟」

          ドイツの小学生デモにみる「表現の自由」

          ドイツの教育と日本の教育を比較した際、大きな違いのひとつに「発言力」がある。 詳しくはこちらから。 2018年9月8日(土)ハンブルグにおいて、デモが行われた。 このデモの発起人は、7歳の男の子である。 彼は親がスマホばかりに目をやり、自分と遊んでくれないことへの不満をデモという形で表現した。 "Spielt mit MIR! Nicht mit Euren Handys!" (僕と遊んでよ!スマホとじゃなくて!) このデモを3つの異なる観点から見ていきたい。まずは「子

          ドイツの小学生デモにみる「表現の自由」

          誰かを責めても何も変わらない

          先日、私は生まれて初めてモデル事務所に足を踏み入れた。 息子がやってみたいというので、モデル事務所を探し、コンタクトを取ったところ、面接の案内が届いたからだ。 ところが当日面接に行くと、手違いで他の人の撮影がすでに行われていた。 事務所の誰とやり取りしたかを確認するために携帯で探す私、心の中では、旦那さんにしてもらえばスムーズにいっていたかもしれない…などと考えていた。 その瞬間、 「近所だし、いつでも出直してきますよ」という息子のひと言で、ハッと我に返った。 確かに、

          誰かを責めても何も変わらない