コロナ禍のなかの金沢暮らし@5月20日(水)「エムザ、再開したってよ」
近江町コロッケが休業に入ってもうどれほど経っただろうか。食べたいときにかぼちゃコロッケや甘エビカレーパンを食べられない絶望。経営母体でもあるスーパーのダイヤモンドは開いているし、そこでもコロッケを買うことができるが、どうもタイミングがあわないのか食べたいコロッケが手に入らない。違うんだ、そういう普通のコロッケが欲しいんじゃないんだ…。
今日も今日とて絶望し、適当なお菓子を取って会計に行こうとするとぱっと目に入ったものがある。階段下の棚に飾られたアベベーカリーの看板である。なぜこんなところに?と思った瞬時にすべてを理解した。むしろ、いままでそれに気付かなかった自分を呪った。わたしは7年という歳月をいったいどれほど無駄にしてきた。いや、ほんと、ダイヤモンドがアベのパンを扱ってるなんて聞いてない。これぞまさに虎に翼、弁慶に薙刀、ダイヤモンドにアベ。ありがとう。ますます好きになったぜ。
水曜は魚市場の方がお休みなので市場もそれに準じて休むお店が多い。観光客相手だろうか、お店のひとがその説明をしていた。そういうわけだ青年。明らかに肩を落としていたが、大丈夫。青果はやっている。
お目当てのものではなかったが、疵物リンゴ3個180円(税込)を購入。すりおろし寒天とコンポート、りんごケーキにした。この時点で使用したりんごは2個。残り1個をどうしようか思案中。
めいてつ・エムザ。全館営業を再開した。久しぶりに館内を回ったが、思いのほか人がいて驚いたくらいだった。だいたい行くのは1階の服屋さんと2階のスタイリストゴトウ、キャン・ドゥ。どこも休業前の土日程度に混雑していて入店を躊躇った。結局服屋さんだけさっと見て、ほかは通路に並べられたものを歩きながら眺めたくらい。すれ違う程度なら感染しまいと思っているが、そもそも専門店内の狭い通路で互いに身を捩るというのもあまり好きではない。折をみて再訪することにする。
そういえば、最近、新型コロナウイルスについての脳内情報を何も更新していなかった。先日報じられた濃厚接触の狭義化。より狭まったというのはウイルス自体に関する研究が進んだということで非常に喜ばしいのに、その内容もゆるふわ程度だ。
2月以降、NHKの特設サイトを毎日見ていた。1時間に2~3回程度みた頃もある。それがいまや1日1回みるかどうかという程度だ。思えば、緊急事態宣言の直前が一番情報収集していた。宣言がなされてからは急激に関心を落とした。生活における情報の重要度は変わらないが、次点(趣味)との差は依然と比べてかなり狭まった。それが生活スタイルにもあらわれている。
今週末は久しぶりに快晴らしい。また少し人出が戻るだろう。引き続き気を引き締める。