ラッキーキリマンジャロとわたし
ラッキリ、である。
広島へ向かう列車内で、インバウンドの外国人観光客に囲まれながら、本格的に初めてnoteを記している。
出逢いは昨秋、ラジオからだった。当時リリースされたばかりの無限さ、がわたしの鼓膜を震わせた瞬間、わたしはひきこまれた。
無限さ、である。
これほどシンプルでわかりやすい曲のタイトルはあるだろうか。
そして、今月で亡くなって17年になる、珈琲好きの父が愛した豆がキリマンジャロだったので、バンド名からもう気になってしまった。
それからわたしはApple musicで配信されている曲をひととおり聴いた。半年をかけて、日常のなかで、一曲を何度も聴きながら、コロナ禍で忘れかけていた、ライブ遠征への情熱を取り戻した。
配信じゃなく、CDアルバムでもなく、生でラッキリを感じたいと思ったのだった。
そして今日は、ラッキリ4度めのライブ鑑賞、山踊り、である。
半年かけて曲を聴き、半年かけてツアーを追いかける。
ボーカル熊木幸丸さんは、ライブで観客に語りかける。
自由に踊ってください、と。
人生の数だけ、踊り方がある、と。余計な煽りもないし、その代わり語りもほぼない。MCは、みなさん、まだまだ踊れますか?だけだ。
わたしは、さまざまなアーティストたちのライブ鑑賞にある程度行ったのだけれど、ああ、ここコールアンドレスポンスいらないなとか、帰りがあるからはやくアンコール出て来て欲しいとか一切ない。
ラッキリを好きになって、ライブって、音楽って、いいものだなって思う。広島でどんな音を響かせてくれるのだろうね、楽しみだ。
#ラッキリ