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敬老の日。
せっかくだし、孫を見せようと実家に電話をかけた。

「なに?昨日も電話したじゃん」
「いや、特に用事はないよ。敬老の日だからさ」

その瞬間、母の目が吊り上がった。

「私はそんな歳じゃない!!!」

母は、訪問看護師を60歳で定年したあと、父の介護で退職した。
介護が落ち着き、パートとして復職、63歳で正社員となる。

そんな母は、暗にこう言いたかったんだろう。

「私はまだ、ケアをされる側じゃない。する側だ」と。


話は飛びますが、日本の高齢化率をご存知だろうか?

2024年の65歳以上の人口は、総人口の29.3%だそうだ。
(参考:総務省,統計からみた我が国の高齢者

25年後の2050年には、40%近くとなり、1人の若者が1人の高齢者を支えるようになるといわれている。
(参考:厚生労働省,今後の高齢者人口の見通しについて

そんな状況では、今みたいにきっと60歳では定年にならないだろう。年金ももらえないかもしれない。
生きていくには70歳超えても働かなくてはいけなくなる、かもしれない。

そんなときに、働けるからだにしておく必要があるのではないだろうか。

今、自分のからだを見てほしい。

ぷよぷよの二の腕。
たるんだお腹。
階段を昇ったら疲れる足。

このままの生活を続けていて、70歳になったとき、果たして十分な体力で働けるだろうか。

今、私たちが未来のためにできることは、日々の習慣を見直し、健康的なからだを維持することではないか。


70歳の介護士さんと働いたことがある。元気の秘訣はなんですか?と聞いたら、こう言った。
「別に特別なことはしてないよ。ただ行き帰りそれぞれ30分歩いてるよ」

60代前半の患者さんがゲーゲー苦しんだ治療を、ケロっとうけてピンピンしていた90歳の患者さんはこう言っていた。
「毎日1000歩あるいてます」

歩こう。
まずは歩くことから始めてみよう。今日からエレベーターではなく階段を使うのも良いかもしれない。

地道な努力の積み重ねが、きっと10年、20年後の自分の体を変えてくれるはずだ。
未来の健康は、私たちの一歩から始まっている。

さあ、今日から一歩ずつ、未来の自分に向かって歩き出そう。

人生100年時代を健やかに生きるために、一歩一歩、前に進んでいこう。
私たちの未来は、今日からの一歩で変わり始める。

#未来のためにできること


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