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Crochet Ball

また夕日の美しい季節がやってきたようです。
台所に立ったら眩しくて、目がチカチカしました。

今日は一日中家から出ずに、本を読んだり、編み物をしたりコテンラジオを聞いたりしていました。

自他共に認める羊好きですが、編み物が苦手です。致命的だなぁっと、自分では思っています。お友達には手元を見ずにおしゃべりしながら編む人も何人もいて、羨ましい限りです。
先日、そんな友達の一人にお願いして、簡単なクロッシェ編みを教えてもらいました。
編み物の世界は国によって違いがあるようで、日本では編み図に記号で書かれていることが多いですが、英国ではある種の暗号(と私は呼んでいる)を使います。k2p3とか、ずらーっと並んでいて、セーターの袖の編み方だったりするわけです。一筋縄ではいきません。
今回私が教えてもらったクロッシェはかぎ針編みのことで、ここでも各ステッチに名前があり、さらにアメリカでは別の名前で呼ばれていたりして、初心者泣かせです。ここでも図解ではなく、アルファベットの羅列が書かれています。

カギ編みで作られた、丸い物が2つある。右は赤とピンクと黄色。左は黄色と灰色とオレンジ。中央に穴がありそこからヒダが出ていてクネクネと花びらの用な形態になっている。
Infinitive Ballとお友達は呼んでいる。

作ったのはこちら。真ん中の穴からドンドン引っ張っても永遠に引っ張り続けられるおもちゃです。
お友達はこれを大量に作って、地元の認知症病棟に寄付しています。
認知症の患者さんは一日中座ってばかりで、できることが少なく、イライラされる事が多いんだそうで、手で何かをいじくっていると、少し落ち着くのだそうです。そんなわけで、私のパッチワーククラブでも、リボンやボタンを縫い付けたクッションとか作って寄付したりしています。これもその一環。

紙の短冊で輪を作るとき一回ひねって繋げると二次元になりますよね。これはその要領で作るので、複雑そうに見えて、実は簡単です。
私は小さい頃、そんな紙の輪っかを作り、鉛筆で輪に沿って線を書いたりしてました。線がいつまでも途切れないのが楽しかった事を覚えています。(ホント、こういう一人遊び、よくやってました。)



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