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Sicily

(タイトルの写真は丘の上から見下ろしたCefalúの街。)
十日間のグルメツアーを終えて、また、旦那さまと二人だけになり、最後の町Taorminaに来て、マッタリしています。
観光地やら食べ物やら、色々おもしろいこともありましたが、思いついた事をザックリ書いておこうかと思います。

まず、シチリア島って、地中海で一番大きい島だと身を持って知りました。イギリスの会社のツアーですから、少人数(17人)で、時間のゆとりもある筈なんですが、振り返るとバス移動している時間がめっちゃ多かった気がします。
次回来る時は、島の一部(例えば西側だけとか)に絞って訪れたいです。
地元ガイドのFさんによると島の70%が山岳地帯。深い谷に橋をかけて鉄道や高速道路が通ってますが、それでも移動に結構時間がかかりました。

近代的な駅のプラットホームにモダンな電車が止まっている。運転席のある車両は濃いブルーで、サイドはブルーとグリーンと白のシャープなデザイン。
何回か電車に乗りました。日立製。

見るものも色々あります。十数回も統治者が変更している島の歴史は、そのまま遺跡や古都の建造物に反映していて、どの街も興味深いものがあり、面白かったです。

今回訪ねた遺跡の中から、私のトップスリー。
① ヴィッラ ロマーナ デル カッサーレのモザイク
② アグリジェントの神殿の谷
③ シラクサの古代石切場

3、4世紀のモザイク画。大きな灰色の猪を中心に四人の男性が戦っている。左手の赤いローブを着た男性が槍で猪を突いて地が流れている。2匹の犬が前と後ろから吠え立てている。手前の黄色の服の男性は地面に転んでしまっている。背景に木が生えている。
カラフルで躍動感のあるモザイク画。建物のスケールも、半端ないので「凄い凄い!!」の連発でした。

教会もたくさん立ち寄りました。一番良かった教会はこちら。
Monrealeの大聖堂。

真っ青な空を背景に、クリーム色の石造りの建物が建っている。大理石でできた3つのアーチの入り口と両側にそびえる塔が対照的。左手の塔は大きく、右手は細くて高い。
中がすごかった。聖堂だけなら無料で見学できるところも凄い。

食べ物で美味しかったのは、ストリートフードのArantinaというライスコロッケ。

ガラスケースにコロッケが並んでいる。いろんな形があり、手前は20センチ位の細い楕円形。直径10センチのボール状の物とちょっととんがった鬼の角型の物も見える。
中身が色々あって迷う。

美しいオリーブやカラッブの木、果てしなく続くぶどう畑やアーモンド畑。有機農法で育てられたアボカドやマンゴー。モッツァレラチーズ工場で出会ったたくさんの水牛さん達。活火山のふもとで見るモダンなワイン工場での手作業の現場。

オリーブの実のクローズアップ。
オリーブ。ちょうど、収穫時期でした。

私は都会育ちで、農業に携わった事は一度もないのですが、こういう農家の営みにあこがれを持っていて、羨ましいような気分にさせられてしまいます。理想と現実は違うとわかっていても、「農業で暮らしてみたい」とちょっと夢見てしまうわけです。(その割には家庭菜園もきちんと管理できてないですが。。。)

バスの車窓から延々続く田園風景を見て、改めて「地中海、いいなぁ。」と思った次第です。



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