「ウサギ小屋と働き蜂」と高度成長期それと老害について
かつて、私たち日本人は某アメリカに表題のごとく揶揄されていた。
「working bee in hare house」だ。
個人的には「働き蜂」なら「ウサギ小屋」で十分だと思うので、揶揄するつもりで言ったとしたら、あまり伝わっていない。
高度成長期、このころ、1ドルは300円を超えていた。
為替だけで言えば圧倒的に日本製品は不利なのだが、「加工貿易」という言葉が誕生するほど、日本の輸出力は高かった。いや、今も高い。
(ちょっと、これ、参考に貼ったけど、対象年齢何歳?ひらがなふれば分かるってものでもないと思うけど、すごい。)
貿易摩擦はその後の日本の食糧事情と第一次産業の衰退にダイレクトに反映する。別投稿とする。
そして、その為替レートにも関わらず、日本人は海外によく出かけては
ノーキョーさん、とか
黄色いタクシー(Yellow Cab)とか言われていた。
ノーキョーさんは、若干仕方のない部分もあったが、下の言葉は非常に不愉快かつ、恥ずかしい蔑称だ。
ところで「老害」という言葉がある。
私はこの言葉の意味が良く分からない。
おもしろくまとめていた人がいるので貼る。
30代でも老害になるらしい。
老害
老人に不条理な支配を受けた若者の圧迫に耐えかねた悲鳴か何かだろうか。
何を指してか知らないがやはり「老害」という言葉を聞く。
そう呼ばれる年代の方々は
高度成長期。商社マンなら海外駐在をこなして、3ヶ国語以上は話し、
例え話ではなく本当に24時間働いていた。
一次産業に従事していた方々などは、
80歳を超えた今も現役だ。
工場などで物作りに励んでおられた方は、輸出経済が他国を圧倒していたときには自国の生産を支え、
近年ではアジアをはじめとした諸外国に技術の移植を行った。
仮に心身が衰退していたとしてもこの方々を「害悪」としてとらえるのか?
支えて助けるべき方々なのでは?もちろん本人たちは
「いらん」と一蹴するだろう。
ところでもう一度聞こう。
「老害とは一体だれをさして言っているのか?」
「お前だ」と言われたら
その通りだ。
理解した。
だが、私の地方ではまだ私は「子供」の範疇にはいる。
私の住む地域では60歳を過ぎなければ成人したことにならないのだ。
子供の言うことは何でもかわいいもんだ。
念のために言うが私は「老害」と言われたことはない。