読書のセレクトを変えてみようと思う〜原著へ
職業柄、いっぱい本を読みます。専門分野の新刊本とか論文はひと通りチェックしているだろうし、読書スピードも早い。読書時間も人よりいっぱいある(なにせそれが仕事だから)。
しかし、充分に読めてる気がしない。あれも読まなきゃ,これも読まなきゃというのがあるのに全然達成された気がしない。
で、最近気付いたのが、学生時代のときから名著と言われてるものってそんなに変わってなくて、難解だからとか,今はそんな大著をじっくり読む時間ないからとつい敬遠し続けてきたけど、やっぱり原著読まないとなって改めて思う今日この頃です。(当たり前すぎることを大学教員が今更何言ってるんだと思われそうで少々青っ恥。)
毎年毎年いっぱいの新刊に、今やネット記事や電子書籍が出てますが、二次情報、三次情報を再編成して載せている場合も少なくないように思います。
なので,新しい本をいっぱい読んでいても,どうもいつも上澄みだけというか,水面近くでだけ汲み上げようとして,大事な深い部分にあるものがすくい上げられていないような感覚があります。
そんなこんなで,新刊よりも古い定番本に時間を割こうかなと。手始めに講談社学術文庫で学生のときから気になっている本を一気に大人買いしようと思っています。学生のときに持っていたのに,転勤族している中で売却してしまった本もあるので,再購入も。
がんばるぞー。
(しかし,学生のとき一般教養の哲学の授業で,キルケゴールの『死に至る病』を読まされたときは参りました。当時さっぱり話が見えないと思ってました(笑)。)
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