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春日祭(3月13日)
三勅祭のひとつ春日祭
849年(嘉祥2年)に始まったと伝えられており、明治19年の旧儀再興で例祭日が3月13日に定められた春日大社の例大祭です。
明治維新以前は年2回、2月と1月の上旬の申(さる)の日が式日だったことか
ら申祭(さるまつり)とも呼ばれました。
三勅祭(ちょくさい)「葵祭(あおいまつり)、石清水祭(いわしみずさい)、春日祭」の一つで、その内容は、宮中より天皇陛下の名代である勅使(ちょくし)の参向を仰ぎ、国家の安泰と国民の繁栄を祈ります。
その情景は王朝絵巻のようだといわれています。勅使以下が斎館を出て、祓戸(はらえど)の儀、著到(ちゃくとう)の儀を経て幣殿(へいでん)・直会殿(なおらいでん)の作合の座につき、御棚奉奠(みたなほうてん)、御幣物奉納(ごへいもつほうのう)、
御祭文奏上(ごさいもんそうじょう)、神馬牽廻(みうまのけんかい)、和舞奉奏(やまとまいほうそう)、饗饌(きょうせん)、見参(げざん)、賜禄(しろく)をもって正午過ぎに祭儀が終了します。
⁕勅祭⋯天皇の命令によって営まれる祭のこと
春日大社とは世界遺産にも選ばれた春日大社
710年奈良に都ができた頃、
日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を神山御蓋山(みかさやま)山頂の浮雲峰(うきぐものみね)に迎えました。
その後、768年(神護景雲2年)11月9日、壮麗な社殿を造営して香取神宮から経津主命(ふつぬしのかみ)、また枚岡神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)の尊い神々を招き、合祀したことが始まりです。
境内にはその多くが一般国民から奉納されたものである3千基もの燈籠があり、毎朝夕の神事の奉仕をはじめ、年間千回にも及ぶお祭が行われております。また、全国に春日大社の分社はおよそ3千あるといわれています。
平成10年12月には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録されました。
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