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入梅

6月11日頃
夏至を中心とした1ヵ月程度が梅雨入梅は、太陽黄経が80度に達するときをいい、二十四節気の夏至を中心として約30〜40日間梅雨の期に入ります。
この梅雨に入った最初の日を入梅といいます。

新暦では6月11日頃にあたりますが、あくまでも暦の上の入梅であり、農家で梅雨入りを知る目安にしていたものです。

正確な日取りは毎年、気象庁の梅雨入り宣言によります。

農作物にとっては欠かせない雨に恵まれ、田植えもこの時期に行われます。

入梅の名称は、梅の実が熟す頃に雨期に入るところからきていますが、そのほかに、しきりに雨が降り、湿潤が多くなると病気が発生しやすく、いろいろなものにカビがはえて腐敗をきたします。

このことから「黴雨(ばいう)」が語源であるという説もあります。


梅雨時の雨の呼び名


走り梅雨、迎え梅雨、梅雨の走り⋯梅雨入り前のぐずついた日に降る雨。

五月雨(さみだれ)⋯旧暦五月の長雨。

空楓雨、早極雨(からつゅ、ひでりつゆ)⋯雨が少ない梅雨。

戻り梅雨、返り梅雨、残り梅雨⋯梅雨け後に再び雨が降り続くこと。

青葉雨、翠雨、緑雨⋯初夏の青葉をつややかに見せる雨。

瑞雨、甘雨(ずいう、かんう)⋯穀物や草木を潤す雨。

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