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41歳からの目標

2017年にドイツへ来てから、初めての海外生活で常に不安を感じる毎日だった。
その上、言葉を思い通りに使いこなせないうちに、妊娠出産をして、環境の変化のスピードに対応しきれなかった。

二度の出産と育児、新居への引越しなどが重なり、常に睡眠不足だった。
そのせいで、調べたいことや考えたいことが頭に浮かんでメモに残そうとしても、携帯を触った瞬間に全て忘れるということが何年も続いた。

私は物事に対し、何故どうしてと何時間もあーだこーだ深く考えることや、何か問題があれば、試行錯誤し解決策を見つけることに、人生の喜びを感じる人間である。

しかし、このような寝不足が続き、問題が何かすら忘れてしまい、解決など出来るはずがない状況は、私にとって味わったこともないコントロール不可能なストレスで、絶望的だった。
そして私は徐々に生きる希望を失っていった。

ところが、そんな暗闇から少しずつ抜け出せそうな、柔らかい風を今年に入り感じ始めている。

辛いことや悩みが何なのかを考える時間すら与えてくれない育児が、少し落ち着いてきたのだ。

それと同時に、ドイツ生活7年を経て、少しずつ地に足がついてきた実感も沸いてきた。

この上記の事は次回の大殺界に向けて、傾向と対策の為や、頭の中を整頓する為に、追々まとめていきたいと思う。

そして何より嬉しかったのが、自分に向き合う時間が出来たお陰で、久しぶりに様々な情報をインプットをしたり、20代30代の頃にやりたかったことを思い返すことで、これからの人生をざっくり再設計出来たことだ。

数年間、精神的にすさんでいたこともあり、自分の好きな事や興味のある事すらも忘れてしまっていた。
その間に溜まっていた大量の新しい情報を効率良く得るために、まずは興味のある事柄を3~4テーマに絞り、主にYouTubeで一冊の本を20分程度で要約してくれるチャンネルなどを片っ端から聞くようにしている。

その中で "年齢と共に幸福度は下がっていき、48歳で幸福度が一番低くなる“ という説があり、考えさせられた。

もし私が48歳になった時、20代からの夢であるポルシェを購入し、アウトバーン(ドイツの高速道路)を走っていたら、私の人生も果たしてその説と同じになるのか。

その説にはたった1つだけ、解決策がある。

お金だ。

さて、泥臭く働いて働いて、ポルシェ貯金から始めてみようか。

これからの人生、死ぬまで緩やかな上り坂を実現させる為の試行錯誤と結果を、ここに綴っていく。

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