【入国制限緩和】欧州・EU内の旅行は可能?ヨーロッパ国別・入国最新情報
こんにちは!ドイツ在住グラフィックデザイナー・ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
グラフィックデザインや展示会で日本の方のサポートの仕事の傍ら、フランクフルトを中心にドイツに関する役立つ情報や現地在住者ならではの生の情報を発信する目的で『ドイツ生情報』というブログを書いています。
また、2020年7月から地球の歩き方・フランクフルト特派員としてブログ執筆にも参加しています。
2020年現在も猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2、Covid-19)。
私が運営しているブログでは、新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2、Covid-19)に関しては2月半ば頃から、筆者が住むドイツでの新型コロナの現地ニュース、感染者数や状況についての情報や、ヨーロッパ主要国のコロナウイルス感染者の推移についてなど現地から最新情報を発信し続けています。
筆者の住むドイツ、ヨーロッパや日本を含めた世界各国で依然としてコロナウイルス感染者や患者数が出ています。
近頃はヨーロッパや日本、その他の国々でこれまで設けられていた感染対策としての規制緩和が始まりましたが、コロナウイルスの終息までまだまだかかりそうです。
そんな状況ではありますが、6月半ば現在、筆者の住むドイツ及び欧州各国にとっては新たな段階へ移る時期となっています。
ヨーロッパ各国で規制緩和に伴い、夏の観光シーズンに向けて経済活動を途絶えさせない為にも域内の入国・移動規制の緩和が始まりました。
ただ、ヨーロッパとひとくくりにしてもEU加盟・非加盟国や地域で対応が様々。
今回の記事では筆者が知る限りの情報を集めて紹介しています。
主に現在ヨーロッパに住む人向けではありますが、この夏他の国へ行こうか検討している人、日本との国境管理の解除の情報が気になる人にとっては役立つかもしれません。
今回の記事は、2020年6月16日時点での情報になります。
今後新しい情報が出てきたら随時ブログの本記事に追記予定です。
欧州域内での入国規制緩和に関しての最新情報はブログ記事の方を更新していくので、よければ時間を開けて覗いてみてください。
【入国制限緩和】欧州・EU内の旅行は可能?ヨーロッパ国別・入国最新情報
こちらの記事では、ドイツに住む筆者が、現在知る限りのヨーロッパ・EU域内での入国制限措置の緩和の動きなどの情報を中心に紹介していきます。
ヨーロッパ在住の方や、ヨーロッパへ渡航予定の方にとっての判断材料や参考に少しでもなれば幸いです。
コロナウイルスの状況やヨーロッパでの情報は日々大きく変わっています。こちらの記事では最新情報が入り次第、なるべく追記しています。
気になる方は時間をブログ記事の方をチェックしてみてください。
尚、なるべく正確で新しい情報を取り入れて更新していますが、私も一般人としてコロナウイルスに関する情報収集をしている身です。
全てが100%合っていると保証は出来かねますので、参考にするかどうか各自で判断・ご自身でも情報の再確認などお願いいたします。
EU、シェンゲン国とは具体的にどの国?一挙紹介
本記事では「EU」「シェンゲン」と言う言葉が出てきますが、どの国が該当するのか把握されていない方も多いかと思います。
以下がそれぞれの同盟国としてカテゴライズされています。
EU(欧州連合)加盟国:
オーストリア*、ベルギー*、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ*、デンマーク*、エストニア*、フィンランド*、フランス*、ドイツ*、ギリシャ*、ハンガリー*、アイルランド、イタリア*、ラトビア*、リトアニア*、ルクセンブルク*、マルタ*、オランダ*、ポーランド*、ポルトガル*、ルーマニア、スロバキア*、スロベニア*、スペイン*、スウェーデン* (*シェンゲン協定国)
EU未加入国であるシェンゲン圏:
アイスランド、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタイン
【国境開放度】の★について
各国の対応をみて、筆者的に
国境の開放度=
・高い★★★(入国できる国が多い/制限緩和が大きい)
・中ぐらい★★(入国できる国がまだ多くない/制限緩和は警戒しつつ実行)
・低い★(入国できる国が少ない/引き続き厳しい制限)
の3段階に分けて表示しています。
あくまで私の思ったポイントでの★のつけ方なので、参考程度で判断下さい。
日本からヨーロッパへの旅行での入国はまだ規制緩和対象外が多いので注意
また、記事を読んでいただければわかりますが、6月現在ヨーロッパはほとんどの国が規制緩和を同じ地域であるヨーロッパ、EU域内メインで対象としています。
日本を含めたEU域外の第三国から不要不急の目的での入国への規制緩和は、現在ごく一部を除いてまだ実行されていない現状です。
EU主要国の状況を見ると、7月から欧州委員会と話し合い新たな緩和を出すかどうかでEU外からの国境管理の解除が起こる可能性が変化していくと考えています。
つまり、【国境開放度:★★★】=日本から旅行者として入国できる、という意味ではなく基本的にはEUやシェンゲン域内から見ての難易度です。
ただ、現在ヨーロッパで住民登録などをして長期で住んでいる人、永住権を持つ人は日本国籍保持者でも『EU在住者』として、EU各国出身者と同じ扱いを受けると筆者は想像しています。
例:ドイツ国民がXX国に入国可能→ドイツに合法的に長期滞在しビザ(労働ビザや永住権など)を保有する日本人もXX国に入国可能
ただし、各国で細かい規約は異なると思うので、ヨーロッパ国籍の有無が影響するかなどに関しては各国の在外公館などで確認することをおすすめします。
日本からの「不要不急の旅行をする人(旅行者)」への渡航緩和が今後出てきた場合は、最新情報が出次第なるべくその情報も追記していく予定です。
アイスランド
【アイスランドの国境開放度:★★】
ヨーロッパからの入国は検査・検疫を経てであれば可能。
アイスランドの検疫・コロナ検査:
これまではアイスランドへの入国に際し2週間の自己検疫が義務づけられていたが、6月15日から入国時に検査をして陰性であれば免除となる。
アイスランド以外の国での検査結果が陰性だとしても無効で、アイスランド入国時での検査の結果で判断されるそう。
2005年以降に生まれた子供には上記の義務が免除。
アイスランドへ渡航する前に入国時の登録フォーム記入あり。
また、アイスランド政府は入国前にコロナ追跡アプリを持つことを推奨している。
アイルランド
【アイルランドの国境開放度:★★】
アイルランドはシェンゲン・EU外の国なので、EUの入国規制や国境管理のルールはこれまでも関係なく、独自のルールを適用しています。
アイルランドへの入国は検査・検疫を経て可能。
アイルランドの検疫・コロナ検査:
北アイルランドからの入国や外交官などの職業以外の場合は原則2週間の検疫あり。
また、入国情報の提供も義務付けられている。
規則に従わない場合は最大2500€までの罰金あり。
イギリス
【イギリスの国境開放度:★★】
イギリスはシェンゲン・EU外の国なので、EUの入国規制や国境管理のルールはこれまでも関係なく、独自のルールを敷いています。
イギリスへの入国は検査・検疫を経て可能。
イギリスの検疫・コロナ検査:
これまで基本的に検疫なしでしたが、世間からの批判に伴い6月8日から14日間の自己隔離義務を開始。(アイルランドや一部の島、トランジットなど除く)
ヒースロー空港では一部ターミナルにて検温あり。
入国前の時間以内に専用サイトへアクセスし、イギリスでの滞在情報を登録することが義務付けられています。
規則に従わない場合は最大3200ポンドまでの罰金あり。
イタリア
【イタリアの国境開放度:★★★】
6月3日からEU、シェンゲン国、イギリスからの入国は可能。
イタリアの検疫・コロナ検査:
基本上記の国からはなし。
ただしイタリア入国前に上記以外の地域へ立ち寄っていた場合14日間の検疫の対象。
エストニア
【エストニアの国境開放度:★★】
6月1日から新型コロナの症状が出ていない場合に限り、EU、シェンゲン国、イギリスからの入国は可能。
エストニアの検疫・コロナ検査:
過去14日以内で10万人中15人以上のコロナ陽性が確認されている地域に14日以上滞在してからの入国の場合は2週間の検疫あり。
最新情報はエストニアが提供するリストで確認可。
上記の地域外で免除されていないケースで入国が必要な場合は政府にリクエストを出すことは可能。
オーストリア
【オーストリアの国境開放度:★★】
6月4日から一部のEUからの検疫なしの入境許可。
スイス、スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、リヒテンシュタインで2週間以上滞在した人に限る
6月16日からポルトガル、スウェーデン、スペイン、イギリス以外の31ヶ国からの入境を許可
オーストリアの検疫・コロナ検査:
イギリス、スウェーデン、スペイン、ポルトガルからの旅行者に対して2週間の検疫もしくは検査実施
オランダ
【オランダの国境開放度:★★★】
EU、シェンゲン国からの入国は可能。(これまでも国境閉鎖はなかった)ただしスウェーデンとイギリスは除く。
また、オランダに住居がない旅行者の場合はホテルなどの宿泊先の予約証明が必要。
オランダの検疫・コロナ検査:なし
キプロス
【キプロスの国境開放度:★★】
原則的にEU諸国のうちA・B、2つのグループに関して『Flight Pass』を申請し入国可能。
A・Bカテゴリーそれぞれで対応が異なる。(週ごとに見直しあり)
カテゴリーAの国:オーストリア、エストニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スイス、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、フィンランド、ブルガリア
カテゴリーBの国:イスラエル、ポーランド、ルーマニア
【カテゴリーA】
現在キプロスへ入国可能、ただし72時間以内にコロナ陰性の検査結果の証明書を携帯するか、入国時に検査必須。
6月20日から検査結果不要となる予定。
【カテゴリーB】
現在キプロスへ入国可能、ただし72時間以内にコロナ陰性の検査結果の証明書を携帯するか、入国時に検査必須。
ギリシャ
【ギリシャの国境開放度:★★★】
6月15日からEUメインで入国許可。
EU外の日本を含めた多くの国々からの入国も6月半ばから許可、のはずでしたが変更点があり日本からの入国は7月までどうなるかわからない状況です。
EASA(欧州航空安全機関)が定めた『コロナリスク地域』の国々からは原則入国不可。
国際線はアテネ、テッサロニキの2箇所のみ着陸。
7月1日から他の地域への直行便も許可予定。
ギリシャの検疫・コロナ検査:
EASAのリスク地域リストに記載されている、イギリス、フランス、ベルギーなどからの入国時には検疫及び検査が義務づけられている。
リスク地域以外からの入国に際しての検査や検疫は原則不要。
ただしランダムに抜き打ちでコロナ検査のチェックがあるとの事。
ブルガリアからの陸路入境は6月15日から、北マケドニア、アルバニアからの陸路での入国も可能。
ただし抜き打ちコロナ検査の対象となる。
トルコからの海路での入国は7月1日より許可、陸路での入境に関しては6月末までに決定予定。
クロアチア
【クロアチアの国境開放度:★★】
オーストリア、エストニア、スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、ラトビア、リトアニアから、症状がない限り検疫なしで入国可能。
ただし個人の連絡先などのデータは収集するとの事。
他のEU諸国からの入国も『入国する理由』があれば許可。宿泊先の予約確認書などを見せる程度でOK。
クロアチアの検疫・コロナ検査:
症状がない限りなし
スイス
【スイスの国境開放度:★★★】
6月15日からEU、アイスランド、イギリス、ノルウェー、リヒテンシュタインとの国境管理を解除。
リヒテンシュタインとは関税同盟・領事上の同盟があるのでベルンの国境管理の決定に合わせる形で合意。
スイスの検疫・コロナ検査:なし
スウェーデン
【スウェーデンの国境開放度:★★★】
都市封鎖(ロックダウン)なし・集団免疫など独自の対策を実施するスウェーデン。
EU、アイスランド、イギリス、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタインからの入国時に規制なし。
その他の国は入国規制あり。
スウェーデンの検疫・コロナ検査:なし
スペイン
【スペインの国境開放度:★】
6月15日からEUとの国境管理を解除。ポルトガルとの国境は7月1日より。
他の国に関しては7月1日辺りから規制緩和を検討中。
スペインの検疫・コロナ検査:
原則5月15日よりスペインに入国するすべての人が2週間の検疫を義務、ただそこまで厳しく管理されていないとの事。
ドイツ国民のバレアレス諸島(マヨルカ島、イビサなど)への入国時には検疫は免除。
また、6月21日よりマドリードでは検疫不要に。
ただしカナリア諸島へはコロナ検査陰性の証明が必要。
スロバキア
【スロバキアの国境開放度:★★】
アイスランド、エストニア、オーストリア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スイス、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブルガリア、マルタ、リトアニア、リヒテンシュタイン、ラトビアなどの国から入国許可。
ポーランドと接するタトラ山脈エリアの国境は現在も一部閉鎖中。
スロバキアの検疫・コロナ検査:
入国時までの96時間以内に受けたコロナ検査の陰性結果を提示すれば検疫不要。
コロナテストの結果がない場合や、最新の結果を持参できない場合は2週間の検疫対象に。
検疫時に検査も可能。
スロベニア
【スロベニアの国境開放度:★★★】
5月15日からヨーロッパから入国を許可。
スロベニアの検疫・コロナ検査:
EUのほぼすべての国に対して検疫免除。
ただし6月13日から、スウェーデンとイギリスからの入国者に対しては2週間の自己検疫が義務。
上記以外のヨーロッパ域外からの入国時にも検疫あり。
チェコ
【チェコの国境開放度:★★】
6月15日から入国ルールが変更・一部緩和。
緑・オレンジ・赤カテゴリーに分けて対応。
緑/グリーンゾーン:アイスランド 、アイルランド 、イタリア 、エストニア 、オーストリア 、オランダ 、キプロス、ギリシャ 、クロアチア 、スイス 、スペイン 、スロバキア 、スロベニア 、デンマーク 、ドイツ 、ノルウェー 、フィンランド 、フランス 、ブルガリア 、ポーランド(シレシア地方除く) 、マルタ 、ラトビア
オレンジゾーン:イギリス、ベルギー
赤/レッドゾーン:スウェーデン、ポーランドの一部地域(シレシア地方)、ポルトガル
緑カテゴリー国からの入国は検疫免除で入国可能。
オレンジ、赤カテゴリーからの入国は例外を除き要検疫で可能もしくは入国不可。
チェコの検疫・コロナ検査:レッドゾーンに属するスウェーデンやポルトガルから入国するチェコ出身者及び、レッド・オレンジゾーンの国から入国する長期ビザを有する外国人に対してにコロナ検査や検疫あり。
デンマーク
【デンマークの国境開放度:★】
ドイツ、ノルウェー、アイスランドからの旅行者以外は原則入国不可。
デンマークの検疫・コロナ検査:
上記の国々からの入国に際して原則不要。
ただし例外がいくつかあり、例えばデンマーク人のパートナー、配偶者を持つEU市民の入国やデンマークに別荘を持つフィンランド人・スウェーデン人の入国は免除される。
ドイツ
【ドイツの国境開放度:★★★】
6月15日からドイツと国境を接する9ヶ国すべて、オーストリア、オランダ、スイス、チェコ、デンマーク、フランス、ベルギー、ポーランド、リヒテンシュタインとの国境管理を解除。
また、他のEU諸国からの検疫なしの入国も可能に。
さらにアイスランド、イギリス、イタリア、スイスからの入国も可能。
6月21日からスペインとの国境管理も解除へ。
EU外の地域に関しては、7月以降状況に応じて緩和を目指す。
ドイツの検疫・コロナ検査:
上記の国々からの入国に際して原則不要。
ただし連邦制を取るドイツでは16の各州により規制が異なる場合があるので州ごとのポリシーを要確認。
どの在外公館がドイツのどの州の情報を出しているか知りたい方は、ドイツにある日本の在外公館のリストも合わせてどうぞ。
ノルウェー
【ノルウェーの国境開放度:★】
6月15日からスウェーデン(ゴットランド島除く)以外の北欧諸国、アイスランド、グリーンランド、デンマーク、フェロー諸島、フィンランドとの国境管理が解除。
依然としてノルウェーは厳しい規制を敷いています。
7月20日頃を目安に他のヨーロッパの国々からの入国を許可する可能性あり。
ノルウェーの検疫・コロナ検査:
スウェーデン以外の上記の国々からの入国時には検疫不要。
ただしそれ以外の国からの入国の場合は10日間の検疫あり。
ハンガリー
【ハンガリーの国境開放度:★★】
オーストリア、クロアチア、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ在住者は検疫なしで入国可能。
その他の国に関しては原則国境閉鎖は継続されているが、一部例外あり。
韓国、日本からのビジネス上の入国者、農業に従事するウクライナ人の入国は許可。
ハンガリーの検疫・コロナ検査:
上記の国々からの入国に際して原則不要。
その他の国から(ハンガリー国籍、永住者、長期滞在者のみ)の入国時には14日間の検疫必須。
フィンランド
【フィンランドの国境開放度:★】
アイスランド、エストニア、デンマーク、ノルウェー、ラトビア、リトアニアからの入国に際し国境管理の緩和へ。
それ以外、スウェーデンを含めた他のヨーロッパの国に対しては引き続き7月14日まで原則的に入国規制・検疫を継続。
フィンランドの検疫・コロナ検査:
アイスランド、エストニア、デンマーク、ノルウェー、ラトビア、リトアニア以外のヨーロッパ諸国からの入国時に2週間の検疫(不要不急の旅行は原則不可)
フランス
【フランスの国境開放度:★★★】
6月15日からEU諸国、アイスランド、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、バチカン、アンドラからの入国は検疫・検査なしで可能。
6月21日からスペインからの入国もスペイン政府の規制緩和にあわせる形で可能に。
イギリスからの入国は、イギリス政府のルールに合わせて入国時に14日間の検疫必須。
フランスの検疫・コロナ検査:
イギリス以外の上記の国からの入国に際し不要
7月1日からEU外からの入国に関しても欧州委員会の許可を得ての緩和を検討予定。
大学に在籍する留学生などを優先して入国可能にするとの事。
ブルガリア
【ブルガリアの国境開放度:★★】
6月15日から30日まで段階的に緩和へ。
EU各国、イギリス、ボスニア、セルビア、モンテネグロからの入境を許可。
インフラ、医療関係、季節労働などに従事する人を中心に規制免除。
ブルガリアの検疫・コロナ検査:
イギリス、オランダ、スウェーデン、ポルトガルからの入国、北マケドニアからの越境に際し2週間の検疫あり。
物流関係の運転手で越境する場合は基本的に検疫免除。
検疫の免除対象者は、検疫免除の規約に署名する必要あり。
ベルギー
【ベルギーの国境開放度:★★★】
6月15日からEU各国、アイスランド、イギリス、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタインから検疫なしの入境許可。
ベルギーの検疫・コロナ検査:なし
ポーランド
【ポーランドの国境開放度:★★★】
6月13日からEU各国の陸路での入国許可、6月15日からEU各国の空路での入国を許可。
ポーランドの検疫・コロナ検査:なし
ポルトガル
【ポルトガルの国境開放度:★★★】
EU、シェンゲン地域からの入国可能。政府は空路での入国を推奨(土地柄陸路はどちらにしても限られていますが)
6月15日からスペインとの空路での入国許可、7月1日から陸路でも可能。
その他の国々、アメリカ、イギリス、カナダ、南アフリカ、ベネズエラとの国際線は就航中。
その他の国とはEUの規約によって今後決定される。
ポルトガルの検疫・コロナ検査:なし。
ただしアゾレス諸島 (アソーレス諸島)、マデイラ諸島への入国に際しコロナ検査が義務。
マルタ
【マルタの国境開放度:★】
7月1日より、アイルランド、オーストリア、エストニア、キプロス、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、一部のイタリア領の島(サルデーニャ島、シチリア島)へ国境開放。
また、アイスランド、イスラエル、スイス、ノルウェーなどの国からの入国も可能に。
入国の際、上記で挙げた国で、過去30日間以上滞在していたことを宣言する書類に署名が必要。
マルタの検疫・コロナ検査:
上記の国以外は14日間の検疫あり。(マルタ入国しなければならない理由がある場合のみ入国可能)
ラトビア
【ラトビアの国境開放度:★★】
過去14日以内でコロナ陽性者が10万人中15人以下のヨーロッパ地域からの入国の場合は検疫なしで入国可。
バルト三国のうちの1つであるリトアニアに14日以上滞在してからの入境の場合も検疫免除。
ラトビアの検疫・コロナ検査:
過去14日以内で10万人中25人以上のコロナ陽性が確認されている地域に14日以上滞在してからの入国の場合は2週間の検疫あり。
最新情報はラトビア政府が提供するリストで確認可。
リトアニア
【リトアニアの国境開放度:★★】
過去14日以内でコロナ陽性者が10万人中25人以下のヨーロッパ地域からの入国の場合は検疫なしで入国可。
ただし、イギリス、スウェーデン、ポルトガルは除く。
最新情報はリトアニア政府が提供するリストで確認可。
リトアニアの検疫・コロナ検査:
過去14日以内で10万人中15人以上のコロナ陽性が確認されている地域に14日以上滞在してからの入国の場合は2週間の検疫あり。
また、スウェーデンが出発地でなくてもスウェーデンを経由して航路でリトアニアへ入国する場合も2週間の検疫対象に。
リヒテンシュタイン
【リヒテンシュタインの国境開放度:★★★】
6月15日からEU、アイスランド、イギリス、スイス、ノルウェーとの国境管理を解除。
スイスとは関税同盟・領事上の同盟があるのでベルンの国境管理の決定に合わせる形で合意。
リヒテンシュタインの検疫・コロナ検査:なし
【入国制限緩和】欧州・EU内の旅行は可能?ヨーロッパ国別・入国最新情報まとめ
6月16日現在、ヨーロッパ各国の他国に対する入国制限の緩和具合ですが、筆者の個人判断で以下のように感じていますす。
(★が多いほど国境のオープン度が大きい印象・個人判断)
国境開放度★★★
イタリア
オランダ
ギリシャ
クロアチア
スイス
スウェーデン
スロベニア
ドイツ
フランス
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
リヒテンシュタイン
国境開放度★★
アイスランド
アイルランド
イギリス
エストニア
オーストリア
キプロス
スロバキア
チェコ
ハンガリー
ブルガリア
ラトビア
リトアニア
国境開放度★
スペイン
デンマーク
ノルウェー
フィンランド
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の記事は、2020年6月16日時点での情報になります。
今後新しい情報が出てきたら随時ブログの本記事に追記予定です。
欧州域内での入国規制緩和に関しての最新情報はブログ記事の方を更新していくので、よければ時間を開けて覗いてみてください。
新型コロナウイルスに関して、ドイツ在住者の視点から書いた記事や役立つ最新情報を載せていますのでよかったら合わせて参考にしてみてください。
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