今の子供達に残したいこと
ここ数年、※温室効果ガスによる地球の温暖化という言葉を更によく耳にするようになった。そしてその大きな原因が二酸化炭素であると...。
※温室効果ガス・・・太陽から届いた熱を地球が放出する際に熱の一部を吸収し熱が逃げないようにする効果を持つ気体の総称(二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素など)
夏休み中である小学生の姪の自由研究にとamazonで”二酸化炭素を調べるキット”なるものを買った。そのキットが届いたのでさっそく中の資料を読んでみると、そこには乗り物や工場、電気の使用により多くの二酸化炭素が排出され、森林の伐採などにより大気中の二酸化炭素濃度が上がり温暖化につながっているとあった。
だが、温室効果ガスはなにも二酸化炭素だけではない。その中には亜酸化窒素(N2O)という二酸化炭素の約300倍もの温室効果を持つうえに、紫外線によって分解されることで一酸化窒素を生成しオゾン層を破壊するとされている気体も含まれていることをご存知だろうか。そして、多くの亜酸化窒素を発生させているのは農業である。化学燃料や工場からの放出量を1とするならば農業からでは3.8である。
姪っ子がどこまで興味を持ち耳を傾けてくれるかはわからないが、私は姪にあるものの一部や側面だけではなくさらに広い視野で理解し自分の考えで判断できる人に育って欲しいと思う。メディアやたくさんの人がそう言っているからという理由だけで自分で考えることをしない大人には決してなって欲しくない。
その中の一つとして、農業(畜産物の飼料含む)における必要以上の農薬の散布や、畜産物の飼料を育てるための森林伐採などについても目をつぶることなくきちんと向き合っていくことも大切なことだと私は思っている。
特にこれからの日本を生きていくうえでは。
日本という国は薬やワクチンが本当に大好きである。これには謙遜したり、完璧主義で潔癖という国民性も関係しているのかもしれない。
農作物は形が揃っていて、大きさが同じで、虫が食っていないものでないとなぜダメなのか。それこそ不自然だ。
だからと言って有機野菜がすべて安全だとも限らない。これについて説明すると長くなってしまうのでまたの機会にしようと思うが、簡単に言うと土が肥料過多になると分解しきれず硝酸態窒素という危険なものを作り出してしまうため、特に乳幼児に与える際には気をつけなければならない。なので、自然栽培の作物が手に入るのであればそれが一番好ましい。
地球の人口は2050年に98億人にまでなると言われており、それに伴い食糧難になるとことも予測されている。それは、食料自給率の低い日本にとって海外から食料が輸入できなくなってしまうかもしれないということ。
なので、小さな家庭菜園から始めてみるのも良いかもしれないし、安全な作物を購入できる信頼できる農家さんを今のうちに探しておくのも良いかもしれない。またそのような農家さんは増えていると感じる今日この頃である。
2021.8.18
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