託すということ…
麻雀でも、レベルが高い勝負になると、並の打ち手では考えつかないが、確かにそうするべきだという駆け引きが行われる。
例えば、一人浮きのトップ《相手の3人が全て3万点未満のマイナス状態》を許すことは、それを成し遂げた者がその後にツキまくり、独走状態になりかねないので、何とかして阻止せねばならず、自らではその状況を覆せない持ち点が低い人は、それができる点数の人の手助けをする。
意図的に振り込んで、自分は最下位になろうとも、その振り込んだ相手が3万点を超えるのであれば、独走状態の人を作り上げるよりも、最終的には自分も勝てる可能性が高くなる。
それよりも最悪なのは、前回にトップを取った人が2連勝することである。
これは絶対にでも阻止したいことで、先ほどのように、その連勝に手がかかっている人の次に着けている2着目の人しか、1着となりその連勝を阻む事が出来ないのであればその人にトップになってもらうしかない。
大抵の打ち手は自分の持ち点を少しでも増やす事しか考えられないのだが、4人で戦っているのだから、敵が1人だけという状況の時は、3人で力を合わせた方が、それは有利なわけで……
当然に暗黙の了解によって行われるその協力関係は、次元の高い勝負をしている者の世界でしか成り立たない訳で、チコちゃんではないが『ボーっと生きている』者が1人でもいると、ぶち壊されてしまうことすらある。
直接の関係がない話だが、今回の都議選をみて頭の中に思い浮かんだことです。
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