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放浪の詩人になれるかなぁ 無理かなぁ

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放浪の詩人になれるかなぁ 無理かなぁ

マガジン

  • ユコユコ タネ本

    小説のタネを思いつきで投稿してみようかなぁ・・・と思いマガジンにしました。 良いのがあれば小説にしてみます。(笑)

最近の記事

ケプラー1649

第1章 漆黒の闇を光の帯が、真っ二つに切り裂いていた。光の帯は永遠に続くハイウェイのライトの光だ。 遠く彼方に小さく半円状のドームがほんのりオレンジ色の光を放っていた。   人類が火星に移住して100年、火星には、7つのドームが建造されていて、一つ一つのドームには、約100万人が、居住していた。   当初は、火星の北極に眠る氷の層に核爆弾を落とし、大量の二酸化炭素を発生させ、火星を雲で覆い尽くし、雨を降らせ、海を作ると言う、火星テラフォーミング計画が、まことしやかに信じられ

    • ケプラー1649#1

      第1章 漆黒の闇を光の帯が、真っ二つに切り裂いていた。光の帯は永遠に続くハイウェイのライトの光だ。 遠く彼方に小さく半円状のドームがほんのりオレンジ色の光を放っていた。   人類が火星に移住して100年、火星には、7つのドームが建造されていて、一つ一つのドームには、約100万人が、居住していた。   当初は、火星の北極に眠る氷の層に核爆弾を落とし、大量の二酸化炭素を発生させ、火星を雲で覆い尽くし、雨を降らせ、海を作ると言う、火星テラフォーミング計画が、まことしやかに信じられ

      • さよならGoodbye #Final

        第26章 最終章 やられる前にやってしまえ! 彼の心の中に住む悪魔がそうつぶやく・・・ 彼は、里佳子さんから聞いていた有島洋子が務めるガールズバーを探し当て 有島洋子の監視を続けた・・・ そして、ついに有島洋子の住むマンションまで突き止めることができた。 有島洋子は月島のタワーマンションに住んでいた。 「洋子の奴!なんでこんな高級マンションに住めるんだよ!」 そうつぶやきながら彼は有島洋子が出てくるのを待っていた。 有島洋子が新橋のガールズバーまでの経路は、すでに把握

        • さよならGoodbye#25

          第25章 由美さんとの別れ 激しい雨が降っていた・・・ 由美さんの葬式には、トリップワンの社員をはじめ多くの親族が参列していた・・・ 受付には30人ほどの行列ができていた。彼の前には親族と思われる50代位の女性が 二人、小声で話をしていた。 「自殺ですって?」 「電車に飛び込んだらしいわよ・・・」 「やっぱりあの事件が原因なんでしょうね・・・」 「そりゃそうよね・・・あんな事があれば、私でも耐えられないわよ・・・」 そして・・・彼は、つぶやく 「自殺じゃないです・・・」

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        • ユコユコ タネ本
          0本

        記事

          さよならGoodbye#24

          第24章 絶望・・・ その日は、朝から彼は、いやな予感で落ち着かなかった。 「何かそわそわしてるんじゃない?」吉森課長だった。 「いえ、そん風に見えますか?」 「見える見える!いつもの田島君じゃないよ!」 「いつも通りのつもりなんですけどね・・・」 彼は、そう言うと壁にかかった時計を見上げた。 9時5分前・・・由美さんはまだ出社していなかった。 「由美さん、今日は遅いわね?いつもならとっくに出社している時間なのに・・・」と吉森課長がつぶやく・・・ 9時の始業時間になって

          さよならGoodbye#24

          さよならGoodbye#23

          第23章 最初の犠牲者 そんな不安の中、彼は眠れない日が続いた・・・ そして突然の携帯電話が鳴る 「もしもし・・・」 しばらく無言が続く電話口からは激しい雨音だけが聞こえてくる 「もしもし・・・やられた・・・あいつの仕業だよ」 「里佳子さん?」 「バイクで事故った、山王病院まで迎えに来て・・・」 里佳子はそれだけ言って電話を切った。 えっ何?やられたってどういうこと?朝の4時だよ電車もないよ! ただならぬ雰囲気に気が動転するもタクシーを飛ばして山王病院に向かう彼・・・ 雨

          さよならGoodbye#23

          さよならGoodbye#22

          第22章 有島洋子からの電話 あの日から、そう由美さんと一夜をともにしたあの日から彼は、仕事も手につかない状態で 寝ても覚めても由美さんの事を考えていた。 そんな彼に突然、不幸が訪れる。それは有島洋子からの電話だった。 プルルルル  プルルルル 「はい、トリップワン 田島です。」 「おい、田島晃!」有島洋子だった・・・ 「あっ・・・いつもお世話になっております。」彼は仕事の電話を装って返答する・・ 「なんかお前だけ幸せそうだな?二股か?」 「はい、伊藤は今、外出しており

          さよならGoodbye#22

          さよならGoodbye#21

          第21章 告白 「由美さん、風呂沸かしますよ、、、風邪ひきますよ!」 ベッドに腰をかけ、うなだれる彼女・・・ そして、小さくうなずく・・・ 彼は、バスタオルを彼女に渡し、風呂を沸かしにいく 「由美さん、はいあったかいココア飲んでください」 「ありがとう・・・突然ごめんなさい・・・」 「ずっと心配していたんですよ・・・電話をしても出てもらえないし・・・」 「ごめん・・・晃君には迷惑をかけたくなかった・・・」 「会社での噂は知ってるの・・・みんな私と課長が不倫していると

          さよならGoodbye#21

          さよならGoodbye#20

          第20章 そして由美さんと・・・ その日は朝から雨が激しく降っていた。 「せっかくの休みの日なのに・・・」彼は、そうつぶやきながら、ベッドから起き上がった。 玄関ドアの隣の窓を少し開けて隣の香山里佳子の部屋の様子を伺う彼・・・ その時、ガラステーブルの上に置いていた携帯電話が、着メロのメロディを流した。 当時、流行っていたU2のSundayBloodySundayと言う曲だった。 「はい、もしもし・・・」 しばらくの無言・・・ 「もしもし」かよわい声での返事があった

          さよならGoodbye#20

          さよならGoodbye#19

          第19章 有島洋子の脅迫! 「おーい、彼君起きてる?」 ドンドン・・・ドアをたたく音・・・ それは、里佳子さんだった・・・ 「あっ!里佳子さん・・・まだ朝の4時なんですが・・・」と、言いながらもドアを開ける彼 「あぁ疲れた、夜勤明けなのよ!君の部屋の明かりがついてたから、からかってあげようかと思ってね・・・あれれ寝てたんだ?」 「当たり前ですよ、電気は消し忘れただけですし、そんなしょっちゅう来られても・・・」 「えっ迷惑なの?二人はもう良い仲なのに・・・」彼女は

          さよならGoodbye#19

          さよならグッドバイ#18

          第18章 忘れられない・・・ あの事件から1週間が経った。 彼の頭から由美さんのことが離れる事はなかった。 そして、彼は思い切って由美さんの実家に電話をする。 「もしもし、突然の電話すみません。トリップワンの田島と言います。由美さんとは親しくさせて頂いていました、、、」 「田島さんですか?話しは、由美から聞いてますよ。」 想定外に由美さんのお父さんが電話に出られたので 彼の緊張はマックス状態だった。 「由美からは、田島さんから電話があったら、伝えてほしいと言われたんですよ」

          さよならグッドバイ#18

          未来から来た少年

          「だから、気がついたらここにいたんですよ 自分でも何故、ここにいるのか?分からないんです。」 彼は、自分をシーハーと名乗った。そして、 2100年の未来から来たと言うのだ。 ここは、麹町署の取調室、、、二人の刑事は、そのシーハーと名乗る未来人の対応に手こずっていた。 新人のAが先輩のBに 先輩、ちょっと良いですか? 彼ですが、上の方は、頭がおかしい異常者と見てるようなんですが、彼から没収した、例のもの、科捜研でもお手上げだそうですよ。 あぁあの訳の分からない時

          未来から来た少年

          この世界の秘密・・・

          「この世界の秘密を教えてあげる・・・」 そう言うと彼はウインクしてニコッと笑った。 「毎日、人間って眠るでしょ?不思議だと思ったこと無い?」 確かに言われてみればそうかなぁと思わなくもない。私はこう答えた。 「うーん考えた事ないけど、そうね、体を休ませて精神的にもリラックスさせる為に自然と眠りにつくように人間というか?生き物全部が作られてるのかな?」 「後、脳も休めないとね?全く寝ない生き物っていないんだよ!ハエもクラゲも寝るんだよ」 「えーウソでしょ」 「本当

          この世界の秘密・・・

          ユコユコ的カイエ#3

          「何ものからも自由でいたい。そんなふうに考えたことある?」 「うん?なに、なに? どういうこと?」 「私たちは、常識に縛られてるよね?本当に それって常識なのか?って考えた事ある?」 「赤信号で止まるとか?」 「あはは!面白い事言うね!まあそんな感じかな?海外じゃ車が来てないのに信号待ちしている日本人って理解出来ないって言うからね。」 「俺は赤信号でも車来てなければ渡っちゃうけどね、、」 「そうそう、その感じ!日本人って真面目だけど、その真面目さが足かせになってる

          ユコユコ的カイエ#3

          ユコユコ的カイエ#2           time flies like an arrow

          「なんで、君はこの会社に入ったの?」 彼女の質問は、この言葉で始まった。 「えっ、なんでって?ここしか内定もらえなかったから?かな」 本当は、後一社関西の大手電気メーカーからも内定を、もらっていたのだが何故か自分は、そう答えていた。 「何社面接受けたか覚えてないよ!もう落ちまくり、、、なんせ大学時代は、バンド活動とバイトに明け暮れてたし、ちょうどTVゲームが、流行り出した頃だったから、喫茶店でインベーダーゲームばっかやってたから、優の数もせいぜい10個って感じだったし

          ユコユコ的カイエ#2           time flies like an arrow

          レゾンデートル

          あれ?みんな俺の事、見えてる? 時々、そんな感覚を感じた。 人の数より動物の数の方が圧倒的に多い ど田舎育ちの彼にとって、この東京での生活には、なかなかなれなかった。 それは、生きるスピードだったり、話す言葉だったり、人と人との距離感だったり、、、 そして、ついに自分の身体の一部が時々認識出来ない状態に、、、 その時、彼が取った行動は、、、

          レゾンデートル