色とりどり、台南のマンゴー卸売市場 [原稿未掲載写真集]
サンケイリビング「LIVINGくらしナビ」で「松浦優子のてくてく台湾散歩・ゲンキ台療(たいりょう)!」というweb連載をしています。
今回のテーマは台湾のマンゴー。台南市・玉井郷の「マンゴー卸売市場」が舞台です。▼連載本編はこちら。
「マンゴー卸売市場」として、本編にはマンゴーにフォーカスした写真だけを選んでいます。が、市場には様々な景色があって、いろんな写真を撮りました。お蔵入りにするのはもったいないので、こちらで公開します。
▲市場の前で。畑のマンゴーの木は収穫しやすいよう低く整えられていますが、成長するとこんなに大木になります。「野良」の木ですが、誰かがちゃんと実に袋をかけていますね。
台湾南部・雲林県の県道沿いには、3kmにわたって100本以上のマンゴーの木が並んでいるエリアがあり、実が落ちると危ないので、県政府が日を決めて道路を封鎖し、無料で採り放題になるというイベントがあります。
▼ここからは、市場の風景いろいろ。
▼マンゴーが中心ですが、他のフルーツも売っています。
パイナップルにも色々な種類があります。これは「金讚」という台湾でもメジャーで人気の品種。
この他、嘉義県・民雄が名産地の「ミルクパイナップル(牛奶鳳梨)」は、果肉が白くて(本当にすごく白い!)酸味が少ないオススメの品種です。金讚より収穫期が遅くて、6~10月くらいまで食べられます。
▲6月はライチも旬。お兄さんが気持ちよさそうにお昼寝中だったので買えなかった。
▼連載本編では省略した、マンゴーの品種別写真いろいろ(本編で名前が出ていないものもあります)。
▲こんな青々しているけど食べごろ。マンゴーなのにライチの香りを持つといわれる「黑香」という品種。
▲巨大なプラムにしか見えない色のマンゴーも。
▲本編でも紹介した「土芒果」。マンゴーはインド原産で、16世紀にオランダ人によって台湾に持ち込まれたのが最初といわれています。「土」は「ローカル」の意味で、これが一番古い品種。パイナップル(鳳梨)にも「土鳳梨」というのがあります。
▲現在あるマンゴー品種の中で最も甘いといわれる「金蜜」。
▲収穫時期が最も遅い「凱特」は、9月まで食べられます。台湾のマンゴーかき氷は、旬のうちは生を、旬を過ぎると冷蔵・冷凍品を使っています。台湾人に言わせると風味が段違いなので、やはり生マンゴーが食べられる時季に訪台したいものです。
▲ドラゴンフルーツ(火龍果)も山積み。
▲ドリアン(試食あり)。
▲とんでもないサイズの「波羅蜜」が。ジャックフルーツのことです。
台湾は本当に、南国の恵みでいっぱいですね。
▼連載本編もどうぞ。