はちゃめちゃ花火の花びらひとつ

深夜の高速道路
オレンジ色のヒカリ連なる
いつもと違う上空へ
文んど喜みたいな まんげつが
粟生い世界を照らしていた

見慣れた渋谷の街並みも
CORONAによって たちいれない

動揺と

あおい炎と

駆け抜けたい

オレンジ色を手に入れたい

許してくれるの？

何を注意すればよいかはわからない

輪郭は少しだけ見えた

あの夏のあのとき
線香花火囲みながら
華美で文字を
描いたあのひ

はちゃめちゃ花火の花びらひとつ