白い
あなたのその形。
大人になって少しの美しい体。
無敵な状態ね。
私、嫌いだけれど好きなの。
どうしようもないくらい、イライラするけれど好き。
別に寝たいわけではないのよ。
どうしようもなく、観察したくなるの。
骨と皮と、様々なカーブを描く筋肉、窪みとシワ。
味や匂いも気になるけれど、そこは好きに想像させて。
白い方がいい。心が。
黒さを装った真面目さに一瞬闇を抱えていると勘違いしたわ。
あなたは白い。
肌の質感、骨の硬さ、血液の熱さを想像してクラクラしてしまう。バカだと思われても悔しくないわ。
好き、それは愛ではない。
白い、どこにでもはないもの。