コロナ禍の障害者雇用をどうするか
コロナ禍の障害者雇用の状況や、この中で雇用率0.1%引き上げの背景、これらの企業の障害者雇用についての本を電子書籍で出版しました。
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これからの障害者雇用はどうなるのか
コロナ禍の影響と今後に向けて企業が行なうべき事
新型コロナウィルスにより、私たちの生活は大きく変化しました。テレワークが一気に広がり、これからの企業のあり方、働き方が確実に変わりつつあります。
また、現時点でも未だに収束する見込みがたたず、その影響で起こることも不確定要素が多く、なかなか先が見通せません。今後しばらくこのような状況が続く可能性があるでしょう。
このような変化の中で、障害者雇用の現状や、これから障害者雇用に求められることについて、昨年度々考える機会がありました。今まで、景気の影響をほとんど受けないと言われてきた障害者雇用でも、今回のコロナの影響はジワジワと押し寄せてきています。働き方の変化やテレワークが広く受け入れられる中で、障害者雇用のあり方も変化を求められているように感じます。
目の前の起こっていることに振り回されるのではなく、なぜそのような変化が求められているのかを考え、それに対処していくことが必要になっているということでしょう。
コロナ禍における障害者雇用の情報発信をしている中で、障害者雇用に普段関わらない方に、障害者雇用のことや、コロナ禍の影響について、お伝えする機会がいくつかありました。その中で多くの方が感想として持たれることは、「障害者雇用も一般の雇用も同じですね」ということです。確かに、障害特性の配慮が必要なこともありますが、本質的なところは、マネジメントが大部分を占めていると私も感じます。
本書では、コロナ禍で見えてきた障害者雇用の現状と課題について見ていくとともに、多くの企業支援がおこなわれる中で予定通りに年度内に障害者雇用率が引き上げられる背景や、これからの障害者雇用に向けて求められること、準備しておくべきことについて考えていきます。
また、昨年4月の緊急事態宣言やその後の状況、テレワークの取り組みなど、企業の障害者雇用の状況についてもお伝えしています。少しでも障害者雇用を進める上でのヒントになればうれしく思います。
【目次】
はじめに
第1章 障害者雇用率が0.1%アップの背景にあるもの
障害者雇用アップの経緯とは
コロナ禍の中でも雇用率があがり続ける障害者雇用の現状
今後の障害者雇用はどうなっていくのか
第2章 コロナ禍で見えてきた障害者雇用の現状と課題
コロナ禍における障害者雇用の状況
コロナ禍における障害者雇用の企業対応
・緊急事態宣言下
・緊急事態宣言後
・テレワーク
障害枠で働く人たち、就職活動している人たちへの影響
・障害者枠で働く人たちへの影響
・障害者枠で就職活動している人への影響
・職場における心配ごとは人間関係
第3章 障害福祉施策の経緯と障害者雇用の関係
障害福祉における障害者就労支援施策の変遷
障害者福祉サービスの概要
障害者雇用との関連性が高い就労系障害福祉サービス
・就労移行支援事業所
・就労継続支援(A型=雇用型、B型=非雇用型)
・就労定着支援
第4章 これからの障害者雇用で企業に求められること
コロナ禍を経験して、雇用し続けるために求められること
・企業経営の継続
・障害者社員の生活サポート体制の構築
・適切な時期に説明し、不安を取り除く
持続的な障害者雇用を進めるために必要なこと
・時代に合わせた仕事内容や働き方を意識する
・会社に貢献する仕事を創り出す
・マネジメントに配慮を加える
・コミュニケーションをとり、信頼関係を築く
・自律的な仕事ができる人材育成をおこなう
あとがき
参考・引用文献
著者紹介