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コロナ禍の障害者枠で働く人たちの影響

HRプロのコラムでコロナ禍の障害者雇用についての
記事を執筆しています。

本日、3回目の記事がUPされました。


その前の記事は、こちら

次回は、コロナ禍の障害者雇用というテーマの
最終回となり、障害当事者の影響について書きます。

企業の話は、まあまあお話を聞かせていただいたのですが、
当事者の方からは、メールなどで
個別に情報をいただくことが多いので、
今回は、アンケートとオンラインでお話をお聞きしました。

次回のHRプロのコラムに書くので、
ここでは、その影響については、書きませんが、
オンラインでお話させていただいた方たちが
心配していた転職活動、新規採用について、
お伝えしたことを、ここでも少し書こうと思います。

新規採用は厳しい

まず、コロナの影響による失業者が増えています。

新型コロナウイルスの影響で解雇・雇い止めとなった人は、
7月末時点で4万人、8月末時点で5万人、
9月は、月末を待たずして6万人を超えました。

当初は、外国人が日本を訪問することの減少から、
観光やサービス業などへの影響が多かったものの、
7月以降は製造業への影響が大きくなっています。

このような状況もあり、
当然、採用市場はコロナ前よりも冷えつつあります。

障害者雇用の状況も雇用率があがるとは言え、
同じように新規採用はかなり厳しくなっています。

全体としては、厳しいことには変わりないのですが、
それでもコロナでも業績が上がっているところ、
巣ごもり需要で、売上が高くなっている企業もたくさんあります。

企業によっては、このときにこそ
いい人材が採れると採用に力を入れると
宣言したところもあるくらいです。

ですから、全体には冷え込んでいることは理解した上で、
今、採用に力を入れている企業を選んだり、
予定通りに採用すると宣言しているようなところに
アプローチするという考え方を
することができるかもしれません。

もしくは、今すぐに動くのではなく、
時期やタイミングを見て、もうしばらく待つこともできるかもしれません。

たとえ業績が好調でも、未だに収束が見えない中で、
採用に慎重になっているところは多いからです。

大事なのは焦らないことです。
今、この時期だからできることもあると思います。

例えば、体調や生活リズムを整えること、
自分にあった企業や働き方について
考えることなどです。


職場に理解してもらうには、自分から歩み寄ることも大事

「今、動いた方がいいのか、
もう少し時期を見たほうがいいのか・・・」
と、聞かれましたが、
正直これは、私にもわかりません。

住んでいる地域によってもかなり状況は違いますし、
それぞれのご本人の状況や体調なども
大きく影響するからです。

医療機関の診断や支援機関の力量もありますし、
状況に加えて、何よりもご本人がどう考えるかは、
それぞれの考え方によるからです。

ただ、一つ言えるのは、
自分に合った就職先が見つかったと思うまで、
あきらめないでほしいということです。

いくら障害者雇用に理解があると言われる企業でも、
ある人にとっては、そう思えない経験をすることもありますし、
配属先や一緒に働く人たちによっても
対応は、だいぶ変わることもあります。

大事なのは、自分から合理的配慮について説明できるようにして、
こういう配慮があると働きやすい、仕事がしやすくなると、
コミュニケーションを図ることです。

結局、お互いにコミュニケーションを取らないと
わからないことは多いこともあると、私はよく感じています。

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