女性のための東京家購入ガイド -case: yuko-
こんにちは、yukoです。
3月8日はinternational women’s dayですね。そんな日にちなんで、女性のみなさまに向けて家を買おうキャンペーンとして私の経験をシェアできたらと思います。
女性が家を買うと言うとペアローンであってもなんだか外野から色んな意見が出てきますよね。独身で買うなんて言ったらなおさらに。今家を持つか悩んでいる女性のみなさまが安心して一歩を踏み出す一助となればと思います。
家を買うまで
20、30代ってなかなか忙しい。大学を卒業した瞬間、ありとあらゆるライフイベントが急激に押し寄せてきて、キャリアかプライベートか、二項対立でないことをどちらかをいつまでに選ばねばと頭を悩ますことが多々ありました。
私のファーストキャリアは外資証券の投資銀行部門という、激務度で言えばたぶん一番きつい業界だったので、どうにかしてキャリアの基礎を作りたいという思いで必死でした。その後30才を前に仕事を変えたので働き方は穏やかになり、価値観自体もだいぶ穏やかにはなりました。ただ同じタイミングで友人達の結婚ラッシュの影響をまるっと受けて、結婚したい、と呪文のように唱えていました。
そんな私が30代もなかばになって家を買うことを決めました。きっかけはやっぱり結婚なのですが、、そろそろしないと世間体的にやばいぞ、という焦燥感から本格的に婚活を始めました。婚活アドバイザーの友人(ちなみに素晴らしいアドバイザーです。ご興味ある方お繋ぎします)の言葉に従い、毎週末いろんな方に会ってみました。
しばらく活動して至った結論は、これは無理だ諦めよう、でした。経済的に自立はしてるし、食事や旅行をする友人はいる、欲しい物は大抵自分で買うこともできる。外から見ると十分に自立した大人なのですが、自分の中ではなんとなく足元がふらついているような感覚でした。人生のすごろくが想像していたスピードで進んでいないことによる不完全感がずっとありました。
誰かに導いてもらうことを期待した未来に備えるより、今自分で立ってることを確認したいと思った私は人生最大の買い物である家を買うことを決めます。
どんな家を買ったか
実際に購入した物件のご紹介です。購入時に選ぶ基準にした条件は下記です。とにかく好きなものと理想のライフスタイルを言語化していきました。最初はもっといっぱいありましたが、最後まで残っていた条件(の一部)です。
エリアは緑が豊かな場所ということ以外は決めてなかったのですが、当時代官山T siteが好きでよく行ってたので徒歩圏内の渋谷区、目黒区で探しました。他にも検討した街は後段のおまけで書いておきます。
めどをつけていくつか内見し、最終的に前年にふらっと見学していた三菱地所の新築未入居、65平米、2LDKをフルローンで購入することに決めました。
ローンは、ネット銀行とメインバンクで仮審査を出し、最終的には初期の手数料も抑えられ、金利水準も悪くなかったのでネット銀行から借入をしました。全部オンラインで終わったので、あまり大金をお借りしたという実感が最後まで沸かないまま進みました。
築後しばらく残っていた物件だったため、デベロッパーの決算タイミングを狙って交渉してみたところ、3末までに引き渡しできればという条件で価格もお安くしていただきました。法人の決算は3月と9月が多いので、ここで引き渡しまで完了できるよう1月、7月に動くのはおすすめです。竣工後にしばらく残っている物件をデベロッパー(住友不動産以外)が保有している場合に限るけど。
リフォームをしてみたかったので、壁を壊して2LDKから1LDKに。元々リビングインだった部屋の壁を壊してリビングを拡張し、リビング13畳+ダイニングキッチン9畳+ベッドルーム6畳の部屋にしました。広めリビング最高だった。
家の買い方はこちらのnoteをご参考ください。
家を持ってよかったこと
実際に家を所有してみて、個人的に良かったことです。
1. 覚悟が決まり柔軟になる
とても内面的なことですが、いつまでにこれをクリアしないとレールから外れてしまうのでは、という恐怖心がなくなりました。銀行からローンを借りられたこと、大きな買い物をできたことで、今までの生活をこれで良かったんだと安心できたこともあります。今はもっと自由で柔軟になっていて欲しいですが、誰かが決めたすごろくを歩まないという覚悟が人生を自由に、柔軟にしてくれた気がします。
2. 意思決定の練習になる
家を買うってめちゃくちゃ大きな意思決定です。不確実な要素がたくさんあります。色々リスクに思えますし、もう2週間待ったらもっと良い条件の物件が見つかるかもしれません。けど、それを拭い去って今決めるのです。大きなお金が自分の口座で動くことに緊張するけど、事前に資金計画をちゃんと考えれば大丈夫。自分の意思で人生を決める上でとても大切な経験になりました。
3. 居心地の良さを追求できる
家を居心地の良い空間にすると人生が豊かになると思っています。自分の好きな空間ですごす時間は何にも変え難いです。ただ予算制約がある限り100%な物件はありません。でもインテリアを整えたり、小さく工事を入れることで100%に近づけることはできます。自分の資産だと思うと、美しく保つことにもよりモチベーションがわきます。何を居心地が良いと感じるのかセンスが磨かれ、自分を幸せにしてくれる要素が整理されていきます。
4. コミュニティが変わる
行動範囲や付き合う人も変わっていきます。行動範囲が変わることで、新しい人や趣味との出会いもあります。人生を豊かにするには所属するコミュニティが複数あることが重要だと言われています。この引越しを機に活動エリアが中目黒に変わったことで、久しぶりの友人達との縁が深まりました。新しい人との出会いもありました。場所が変わるって大事。
5. つきものが落ちる
スピリチュアルなわけでは決してないのですが、、大きな買い物をすることは厄落としになる気がしています。女の30代、厄年ばっかりですが、自分が大切にしたいものに向き合うことで余計な物を削ぎ落とし、結局良いものだけが残るんじゃないかと思います。そして捨てた物に代わって新しい物が入ってくるから人生が加速する。
6. もちろん資産にもなる
レバレッジをかけて資産を所有するので、資産形成にも役立ちます。家族が増えるかもしれないし、転勤するかもしれないし、とライフイベントがあるから買えないという気持ちもわかります。でも変わったらその時に売るなり貸すなり考えれば良いし、買った同額で売ればその間の家賃はただです。家を持っていることが精神的な負債になる時代ではないと思っています。
家を持ってから
家を買った結果、私の人生はすごい勢いで動きました。その後、2年住んでから売却もしました。売ると決めて半年で次のオーナーさまにお引き渡ししました。広い1LDKの部屋は需要は限定的にはなりますが、一定購入層はいるので、時間をかければ良い購入者が現れると思います。(けどエリアは大事)
私自身は引き続き新しいステージに向かって動き続けています。悩んでたはずの人生の進め方は柔軟にゆるっと形を変えながら動いてます。あらゆる変化は家を買ったことがきっかけになっていて、不安はあったけど欲しい物を自分で手に入れて良かったなと思っています。
(おまけ)検討したエリア
好みがめちゃくちゃ出ますね。。オンオフが緩やかで緑の多いエリアが多いんだと思います。完全に独身向けです。
まとめ
今回は、独身女性が家を購入した自分の経験と感想をまとめてみました。女性は住宅ローンを組みにくいという話も時々なされます。1人で買うと言うとちかしい人達だけでなく、営業の方にまで心配されたりもしました。
けど、キャリアを積み重ねていれば、与信は男女関係なく積み重なっています。大きな買い物は人生に一回だけとは決まっていませんし、終の住処にする必要もありません。準備が整えばいつでも手に入れたら良いし、タイミングがきたら手放せば良いと思います。
女性が物件売買をする際の相談窓口から仲介まで重点的にサポートしてきます。売買悩まれてる女性の皆さま、ぜひお声がけください!
また、家の売買には資産形成とか投資目的とか、もちろんあるのですが、もっと単純に家買って良かったーって思う経験のシェアも何かの役には立つのではと思うので、家の売買経験をシェアいただける方も大募集してます。家を売買して良かったという体験談もぜひ教えてください。
家を買いたい売りたい方、いつか考えたいなという方、今の市況を知っておきたいという方。ぜひぜひお話しさせてください。カジュアルなご相談から売買仲介のご依頼まで、DM大歓迎です。
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