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東光展 全国小品部門コンクール 2025年4月26日~(東京都美術館)
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申し込み締め切りが3月22日なので今のうちに。
今日は「東光展 全国小品部門コンクール」について、私なりのおすすめポイントを交えながら、ご紹介させて頂こうかと。あくまで東光会会員の、私個人の感じ方からのご紹介です。
東光展には「大作」、「30号」、「小品」の3部門があって、私は会員なので出せないのですが(一般と会友の方 出せます)、
個人的にはこの小品部門はとても好きな部門です。
10号以内という手頃なサイズなので、初心者の方はもちろん、様々な年代の方が、生活の中で取り組みやすいサイズですし、お近くの宅急便で手頃に搬入できるのも魅力です。
場所も上野公園内の東京都美術館。会期も4月26日~5月10日とGWを含むので、お出掛けしやすい時期。
学生さんもね、いいかもしれません。
若い感性の作品を会場で見つけると嬉しいですよね。心の中で応援してしまう。
審査は年齢ではなく作品ありきですが、もし上位賞に選ばれたら、魅力的な作家を発掘して世に、という、応援心感じられるレイアウト(私の感じ方ですけれど…。「はばたけ!」の赤字も明るいし。)のチラシに、絵とお名前が掲載されて、次のコンクールの広報チラシに使われます。
どれだけの影響力があるかわからないですが、インスタ整えられては?
インスタはね、それとしても、チャレンジすれば刺激にもなりますね。
さて、この小品部門は、もちろん学生さんだけでなく、あらゆる世代の方に良い点がある気がしますが、まずは、私が子持ち絵描きなので、バタバタの働き手世代、子育て世代の方に向けてご紹介。
忙しい中でも、絵を途切れずに続けて行きたいとお考えの方に、いいのではないかな…。
特に、乳幼児さんがいるご家庭では大きな作品は大変…。でも年に1度、心を込めて描いた10号を東京都美術館で発表する、という目標なら、なんとかなりそうですし、賞がつけばキャリアにもなる。
ちなみに東光展は他にも30号部門もあり、それぞれ賞もつきますから、現状や人生設計に合わせて号数を選びながら、制作活動の停滞期にあたる年代でも、途切れることなくキャリアを重ねることが出来ます。
時が来て個展でもするにせよ、10号、30号の作品群と画歴は、決して無駄にはならない気がします。
そういう、いつかの未来の展望を考えると、小品部門は取りかかりに丁度いいです。
さて他の世代の方にもおすすめ。
例えば、仕事、子育てが落ち着いて、そろそろ何か打ち込めることでも見つけて、自分の人生をリスタートしようか…という方、小品部門いいですよ。
東光会は小品、30号、大作と独立した3部門を持ち、加えて日展出品研究会がある公募団体という特徴上、個人の意向や学びの深度に合わせて、自分の目標を見つけながら、ステップアップしやすい環境にあると思うんですね。
小品に慣れたから30かなとか、大作がまとめられるようになったら日展にもチャレンジしてみたいなぁ…とか。
実際、小品から出品された方のご作品を、日展会場でお見かけすることって、よくあります。
私も初出品は、小品と30号でした。当時は全く予想してなかったけれど、今は日展チャレンジャーをやってます。
小品部門に出品してみたら、思ってもないところに地続きだった…ってことも、あるかもしれませんね。なので、旅の取っ掛かりには、この小品部門がおすすめです。
そしてもっとお年を重ねられ、大きい作品はちょっと…という方。小品ですよ。
私は今でも大作キャンバスを貼るのに苦労してますので、娘も孫もはっきり物言ってくる年になったら、正直100号を自力で張る自信…うーん、私はどうかなぁ…ごにょごにょ。(他の皆さんはご健勝ご活躍で、張ると思うんですけど、私は…ごにょにょにょ。)
小品部門から足を伸ばす選択もありますが、小品部門に足場を決めて、毎年出品するという選択もあるかと思います。
小品は小品で、キャリアを重ねると、委嘱とか招待とか…色々あって、この部門だけで目標を持って打ち込めますし、
考えてみれば、小さな作品で公募展と関わりを持つことが出来ることも「全国小品部門コンクール」の良いところの1つ。
私は10年程前に公募展の出品を始めましたが、当時はまだ、「公募といえば大作」という感じがあったと思うんですよね。私の感じ方ですけど。
だから、私は出産育児期も大作に向かう選択をしました。若いとはいわれても…身体が痛い…。
でも、小さい作品が、〝大作に劣らない難しさと魅力があるもの〟とされ、市民権を得ている昨今、コンパクトなチャレンジの継続で、公募展との関わりを持ち続けることも可能です。
公募美術団体って、日本中から絵を愛するものが集まって、絵とはなんぞや、美とはなんぞや?って、やっているような…いつまでも春は青く、褪せることがない《永遠の美術学校》みたいなところがある気がします。
そんな文化活動の薫風を、100号の大穴ではなくて、小さな10号の風穴で、自分の生活に吹き入れることができるというのは、ある意味、時の流れと価値観の変化が生んだ、良いことの1つかもしれません。
とはいえ、「大きい作品はちょっと…」と言ってた方に限って、広い会場に足を運ばれた次の年は、30号の構図を考えながら、絵になる風景を求めて、お出掛けに出られてたりするんですよね。
絵のある暮らしって、楽しいですね。
さてさて、長くなってしまいました。美容室の雑誌で乙女座だけ読むみたいに読んで…。
ちょっとは自分に当てはまる方も、当てはまらない方もおいでだと思います。
でも、そこからの頑張りと、選択と、それぞれが描きたい未来の形によっては、最初の取っ掛かりになるかもしれない「東光展 全国小品部門コンクール」。
だからこそ、3部門の中でも、私は特にこの小品部門が好きです。
ご興味ある方、もしよろしければ。